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『満月珈琲店の星詠み〜本当の願いごと〜』望月麻衣

望月麻衣さんの『満月珈琲店の星詠み〜本当の願いごと〜』を読みました。先日私が読んだ『満月珈琲店の星詠み』の続編です。


今回の物語の舞台は2020年の12月。前作に登場した満月珈琲店の三毛猫のマスターと星遣いの店員たちはもちろん、その他の登場人物も何人か登場します。前作との繋がりも今作の楽しみの一つです。
満月珈琲店は満月と新月の夜に現れますが、クリスマスイブにも特別営業をします。 
今作では21年前と14年前のある依頼を遂行することになっています。
ちなみに今回の星読みでは、太陽星座、月星座、ASCが鍵となっています。
桜田千尋さんの描くイラストも幻想的でとても素敵です。

タイトルにあるように自分の「本当の願いごと」を知ることが今回のテーマになっています。私もこの物語を読んで、自分の本当の願いごとはわかっているようでわかっていないのではないかと考えさせられました。

以下の台詞も印象に残りました。

「『お金』というのは、実は『経験と引き換えができるチケット』なんです」

「たとえば、『旅をする経験』『美味しいものを食する経験』『家を買う経験』お金はそういう経験の引き換えのチケットなんです」
運が開けるすべてのスタートは『自分を知る』ことなんです

前作同様、『自分を知る』ことの大切さが描かれていて、私自身も『本当の願いごと』について考えて、自分と向き合う時間が必要なのかなと改めて思いました。私のもとにも満月珈琲店が現れてほしいなと思いました。

『満月珈琲店の星詠み』第3弾もまた読んでみたいと思います。

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