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【受賞体験談付き】ビジネスコンテスト活用のワザ(2/4話)

ご覧いただきありがとうございます。竹位和也です。

今回の記事ではビジネスコンテストにエントリーするまでに、実際に私がやったこと、感じたことなどを書いていきます。

この記事は続き物でして、よければ1話目から読んでいただけるとありがたいですm(_ _)m

私はnoteでソーシャルビジネスのことを主に書いていくと書きましたが、今回の体験談はソーシャルビジネスのビジネスコンテストであるユヌス&ユー ソーシャルビジネスデザインコンテストでの話となります。
ちなみに、ソーシャルビジネスと通常のビジネスでは性質が異なるところがあるので、そこは都度解説していきます。

1.ビジネスコンテストを選ぶ前にビジネスモデルを考えよう

前回の記事でも触れましたが、ビジネスコンテストは結構数多く世の中にあります。

なので、ビジネスコンテストにエントリーしまくるのも手かもしれませんが、そもそもビジネスの構想がふわーっとしていては書類審査を通過する確率も下がります。めっちゃ当たり前ですが、ビジネスコンテストを選ぶ前に、ビジネスモデルを考えてみましょう。

今はビジネスモデルキャンバスリーンキャンバスなど、アイデアを考えたり整理したりするツールが存在するので、ぜひ活用しましょう。
ツールの使い方やテクニックは解説しないつもりですが、使い始めたときに陥りやすいワナみたいなところだけコメントします。

この手のツールやを使う時に、「ツールの枠の中に情報を収めて終わり」にならないように気を付けましょう。

ツールは、何か結論を出したり決めたりする際に、抜け落ちるとヤバい視点が抜け落ちないよう視覚的に強調して作られているだけなので、情報を一旦収めたあとで、何べんも何べんも見直して情報を書き換えていくものだと捉えたほうがよさげです。

すいません、あともう1つだけ、最初のうちに書いておきたいので書かせてくださいm(_ _)m

ビジネスモデルキャンバスを使って何度も書き直して作られたビジネスモデルの案。見ているわけでワクワクします。私もそうです。
ですが、どれだけ頑張って作ったビジネスモデル案であっても、それに固執しすぎないようにご注意ください。

というのも、頑張っていいアイデアを思い付いたとしても、実際は既に誰かが考えたアイデアだったり、既に試されていたアイデアだったりすることがほとんどだからです。「それ既にあるよね」とか「以前に聞いたことがあるけどうまくいってないよ」みたいな話はあるあるなので、過渡に期待すると、後で自分にダメージが来ます。

ですので、「いいアイデア思いついたけど、そういうアイデアは既に誰かが考えちゃってるんだろうな。それよりもどんなユーザのどんな課題を解決するかをもっと深く考えていこう」と考えるほうが、新たなアイデアを発想するきっかけを生みやすくなります。

このあたりは私も考えていて、どっぷりハマったところでした。笑
アイデアに愛着が湧いてしまっていて、当初は他の方からの意見をすぐには受け入れられずにいました。

2.ビジネスコンテストの選び方

選ぶ時のポイントは2つあります。

1.ビジネスモデルとビジネスコンテストの相性はよいか
2.有利なポジションに立てそうなビジネスコンテストか

<1.ビジネスモデルとビジネスコンテストの相性はよいか>

ビジネスコンテストを選ぶ前にビジネスモデルを考えましょう、という話をしましたが、これは考えたビジネスモデルが、エントリーを考えているビジネスコンテストのコンセプトと合致するかどうかを確認することができるからです。

ビジネスコンテストには医療・ヘルスケア特化とか、私がエントリーしたユヌス&ユー ソーシャルビジネスデザインコンテストのようにソーシャルビジネスであることが条件であるとか、それぞれの考え方があります。

<2.有利なポジションに立てそうなビジネスコンテストか>

ビジネスコンテストを活用した時の効果を最大限引き出すのであれば、賞の獲得が必要です。なので、ビジネコンテストを選ぶ段階で、どのビジネコンテストなら有利なポジションを得やすいか?と意識する必要があります。

個人的には以下のようなところがねらい目だと考えています。

・開催歴が少ないビジネスコンテスト
・行政が主催するビジネスコンテスト

開催歴が少ない場合、知名度が高くないので、エントリー数が少ないです。そうすると、数の限られた賞を獲得する確率を高めることができます。
行政が主催するビジネスコンテストも同様、比較的知名度が高くないので、同様の効果を狙うことができます。

なんかせこくないすか?という意見は否定はしませんが、ビジネスをやる以上、誰かに迷惑をかけない範囲で、勝ち方を考えるのは当然のことです。

3.ビジネスコンテストエントリー時のテクニック

基本的にはそれぞれのビジネコンテストで求められる情報を提供してエントリーしますが、だいたいは以下のようなことを聞かれます。

1.対象となる顧客
2.解決したい課題
3.提供プロダクトやサービス
4.市場規模や成長可能性
5.なぜこれをやりたいのか(原体験)
6.なぜこれをあなたたちが実現できるのか

ここでも考えておいたビジネスモデルが活きてきます。4はネットなどの情報からあたりを付け、5と6はチームメンバの能力や立場から考えいくことになりますが、ビジネスモデルキャンバスを作っておけば、1、2、3をすぐに示すことができますよね。

私がビジネスコンテストにエントリーをするときにはもう一工夫し、ユーザの視点でみた時のサービスのイメージがわくような1枚絵も作っていました。

恥ずかしいですが、私が作ったものを載せてみます。ソーシャルビジネスなので、社会課題をどのようにして解決するのかに主眼を置いたものです。

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ビジネスコンテストにエントリーする際に資料の提出も可能な場合があるので、作っておいたほうがよいです。

4.私がエントリーをしたときの話

さいごに、実際に私がエントリーしたときの話をします。

以前の記事で、私は仕事をしながらグロービスという学校に行っているという話を書きました。学校に行っていると、授業だけでなく事前・事後学習、科目ごとのレポートなどで結構時間を取られている状態(これ書いている今も進行形)なのですが、2020年3月には卒業見込みで、4月以降は勉強に使っていた時間を、ソーシャルビジネスのほうに投じていきたいな、と考えていました。

以前の記事にも書いた通り、私は貧困という社会課題におけるソーシャルビジネスを行っていきたいと考えていたため、どうすればより成功確率を高められるか?ということはかねてから考えていました。

前回の記事で、ビジネスコンテストで賞を2回取ったと書きましたが、1回目の受賞も、グロービスも成功確率を高めるための手段として選びました。

こんな状況の中で、2019年度はどのような手段を選んで、成功確率を高めていくか?を考え、ビジネスコンテストを通じてビジネスモデルを磨き、賞を獲得して知名度を高め、協力者の力を得られるようにしよう、と考えました。

それでネット等で調べて、最も相性のよさそうなビジネコンテストとしてユヌス&ユー ソーシャルビジネスデザインコンテストを選び、エントリーすることを決めました。

このコンテストは、グラミン銀行などの取り組みが評価されノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス博士の名を冠した、ソーシャルビジネスを評価するビジネスコンテストです。

ラミン銀行は貧困家庭の母への持続可能な支援を行ってきたという背景があり、貧困という社会課題に取り組みたいと考えていた私にとって、よき機会になる可能性があるのではないか、と考えました。

で、エントリーフォームを開き、エントリーだ!

と思ったところまではよかったですが・・・

めっっっっっちゃくちゃ悩みました。

この記事で偉そうに講釈たれているくせに、エントリーフォームに各種情報を入力しようとしたときに迷いや悩みが生じました。

「本当にこれで大丈夫だろうか」「もっとビジネスモデルを洗練させてからのほうがいいのではないか」「今はまだエントリーする時期ではないのではないか」みたいなやつです。

書類審査に落ちたくないというのもありましたが、ビジネスモデルを具現化していく過程を、本当にリアリティ持って考えられているか?という自分ツッコミに少々時間が必要でした。

また、このとき私は1人でエントリーしようとしていました。

「みんな、貧困をテーマにしたビジネスを一緒に考えよう」というのが、言えなかったんですね。

貧困って、よくわからないし、重たい話じゃないですか。
それに今後どうなるか分からないのに、協力してもらおうってなかなか言えないなぁ・・・

ということで、結局エントリー締切日まで一人で悶々と考え、締切時間ギリギリにエントリーフォームから申し込みを行いました。

「お申し込み受け付けました」というメールを見て、一気に脱力。
今後どうなるかわからないけど、とりあえず今やれるベストは尽くした・・・

こんなかんじでした。

その後どうなったかは次の記事に書きますね(^^)

記事はこれで以上となります。ご覧いただきありがとうございました。

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