【受賞体験談付き】ビジネスコンテスト活用のワザ(1/4話)
ご覧いただきありがとうございます。竹位和也です。
今回から4回程度に分けて、以下のような方を想定して記事を書いてみたいと思います。
・ビジネスコンテストにチャレンジしたいので経験者の話を聞きたい
・ビジネスコンテストをビジネスプランのブラッシュアップやアピールに使いたいのでコツを知りたい
あ、もちろん、ビジネスコンテストてなんなん?という方もウェルカムです!
「そもそもお前にそんなこと書けるような経験あるのか?」という話があると思いますが、ありがたいことにビジネスコンテストで2回賞をいただく機会がありました。1回目はいわゆる通常のビジネスで、2回目はソーシャルビジネスのビジネスで賞をいただいています。
なお、他のコンテストにエントリーして落ちたケースもあるので、その理由も書きます。ぜひ踏み台にしてあげてください。
さて、この記事では、「ビジネスコンテストを活用する意味」について、いくつかの視点からお伝えしたいと思います。
1.ビジネスコンテストとは?
ビジネスコンテストとは、その名の通りビジネスのコンテストです。略して「ビジコン」とも呼ばれます。
そうなると、ビジネス始めてないといけないの?となりそうですが、多くの場合「ビジネスプランのコンテスト」という意味合いが強いです。プランをより評価するので、ビジネスを立ち上げていなくても、優れたプランであれば評価されます。
ビジネスコンテストは企業主催あれば、行政主催のものもあります。
どんなのがあるか、まとめているところがあるのでぜひ見てみてください。
【最新】ビジネスコンテストおすすめ37選!学生~社会人起業家まで参加できる一覧まとめ
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結構多いと思いませんか?
多いのはやはり主催する側にもメリットがあるからでしょう。企業主催の場合、自分たちがやっている事業とのシナジーや、新規事業として採用したいと考えるでしょう。行政主催の場合、所管の地域でビジネスをやってもらえれば雇用や税収が増える、という感じですね。
私の場合、知り合いから教えてもらうか、上記のようなサイトで調べて、自分のプランに合いそうなビジネスコンテストを選びました。
2.ビジネスコンテストを活用するメリットは?
メリットは多いと経験上実感しています。整理すると以下の3つです。
1.自分のプランを磨く機会になる
2.自分たちやプランの認知度が高まる
3.協力者が現れるようになる
<1.自分のプランを磨く機会になる>
まず、だいたいの場合、最初に書類選考が行われます。ここで落とされるとちょっと切ないですが、特にデメリットもないですよね。書類選考に通るようになれば、少しは目のあるビジネスプランだと評価されたのだな、とちょっとだけ思ってよいと思います。
その後はビジネスコンテストのスタイルにもよりますが、書類選考通過後に、更にビジネスプランを磨く機会を得ることがあります。私が1回目に賞をいただいた時は、ビジネスプランをブラッシュアップするための研修が何回か開かれ、具体的なアドバイスをいただくことができました。2回目のときは、研修に加えてメンターまでついてくれて、めちゃくちゃ贅沢だなぁと思いました。
あとは、コンテストというだけあって、ライバルも必ずいますが、彼らもある意味重要なパートナーです。なぜなら競争相手のビジネスプランやプレゼンテーションから学ぶこともできるからです。
<2.自分たちやプランの認知度が高まる>
ビジネスコンテストでは最後に、ビジネスプランのプレゼンテーションの機会が与えられます。審査員はもちろん、一般の方が観覧されることもあるでしょう。
プレゼンテーションかぁ、緊張しますよね。噛んだら恥ずかしい。
でも、プレゼンテーションの場でしっかりアピールすることで、自分たちやプランの認知度を高めることができます。真剣にビジネスの立ち上げを考える人であれば、その機会が如何に貴重か分かるかと思います。
ビジネスコンテストのスタイルにもよりますが、書類選考以外に、予選、最終選・・・みたいに少しずつ参加チームを絞っていくケースもありますが、その場合、より後の選考に残れば残るほど、より著名な審査員やより多くの観覧者の前でプレゼンテーションする機会に恵まれやすくなります。
<3.協力者が現れるようになる>
もしかしたらこれが一番のメリットかもしれない。
あなたのプレゼンテーションを聴いて共感し、あなたに協力の申し出をする人が現れるようになります。
ビジネスコンテストでプレゼンテーションする人も、そこで審査をする人も、そこにやってきた観覧者も、それぞれ何かしら思いを持ってその場に集まっている方々です。頑張って創り上げたビジネスプラン、そしてプレゼンテーションしているあなた自身の熱意にあてられて、じっとしていられなくなるのです(アツくてごめんなさい)。
もしかしたら、自分のプランをボロクソに叩かれるかもしれない。バカにされるかもしれない。でもちょっと勇気をもって一歩踏み出すと、予想だにしなかった世界を実感することがあります。
このあたりは今後の記事で、実際に私が体験したことを書いてみたいと思います(^^)
ここまでいろいろメリットについて書いてみました。
正直、これだけの内容でやらない選択肢なんてあるんか??って思っちゃうくらいメリットが目白押しではないかなと思っています。
3.インキュベーションやアクセラレーターとの違い
日本でも起業を促進・支援する世の中の仕組みが充実してきているなぁと感じる話にもつながってくるのですが、ビジネスコンテストで行っていることと、インキュベーションやアクセラレーターとの明確な違いが少しずつなくなってきているところがあります。
企業のステージを時系列で並べてみれば、それぞれ以下のようなちょっとした位置づけの違いがあるように思います。
ビジネスコンテスト:起業前
インキュベーションプログラム:起業前~起業後
アクセラレータープログラム:起業後~成長期
とはいえ、ビジネスコンテストは起業後にエントリーしてはいけないのか?というとそうとは限りませんし、インキュベーションとかアクセラレーターと名の付くプログラムの中でも起業前のものも対象とするところもあるので、言葉の定義や違いにこだわるより、今、自分が選ぶべき機会として最もふさわしいのはどれか?を考えて選ぶようにしたほうがいいかなと思います。
4.ビジネスコンテスト活用時の注意点
ここまで読まれた方は9割くらいビジネスコンテストを活用しよう!と温度が上がっている・・・と信じて、もうちょっとだけ書きます。
多くのメリットがあるビジネスコンテストですが、視点を「主催者側」に変えてビジネスコンテストを眺めると、気を付けておいたほうが良いことがあります。
ビジネスコンテストでは研修、メンター、プレゼンテーションの場の提供などが行われるわけですが、それは裏方とも黒子とも呼べる、関係者の協力があってこそのものです。
そのような中で、たとえば、以下のようなことが起きたとしましょう。
あるチームが考えているプランに共感したビジネスコンテスト関係者は、個人的につながりのある事業者をチームに紹介した。
ところが、そのチームは途中でリタイアしてしまった。
上記の状況になった時、困るのは誰かわかりますよね。チームに事業者を紹介した人は、事業者からの信用を損ないかねません。
ビジネスコンテストは敷居が低く、メリットも多いといえますが、主催者側、関係者の不利益にならないように配慮が必要ではないかなと思います。
5.今後書いていくこと
今後は、時系列に3つに区切って、体験談多めに記事を書いていきます。
・2/4話:ビジネスコンテストにエントリーするまで
・3/4話:書類審査に通過してからプレゼンテーションする前まで
・4/4話:プレゼンテーション後から最終日、そしてその後
こういう物書きはヘタクソですが、できる限り臨場感溢れるように頑張ってみたいと思いますので、次回もよろしくお願いします!
記事はこれで以上となります。ご覧いただきありがとうございました。
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