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私の好きな本屋さん(群馬県高崎市)

本屋さんが無い市町村が増えているらしい

少し前に本屋さんが無い市町村が増えてきており、2022年の調査では全国の自治体のうち26%で本屋さんが無いというニュースがあった。

よく言われるのが「ネットで買える」「電子書籍が増えた」なんだけど、実際のところどうなんかなと調べたのがこちら。

出典『出版指標 年報 2023年版』

電子書籍の売り上げってすごいな。書籍と雑誌と電子書籍の3者が同じぐらいの金額だ。そして雑誌の下り幅がすごい。

出典『出版指標 年報 2023年版』

雑誌も電子書籍に移ったのかなって思ったんだけど、データを見ると電子雑誌の売り上げが全くたっていないことがわかる。電子で売れているのは電子コミックばかり。

雑誌が売れないといわゆる街の本屋さんは苦しいだろうね。

ここでは全国平均で話を進めます。この雑誌カテゴリの売上構成比というのは、売場規模によって変わってきます。
60坪未満の小さな店舗では約38%程度、400坪以上の大型店では約18%程度となっています。
規模関係なく書店全ての総合を平均すると、約28%程が売上全体の中で雑誌が占める割合となります。


当然ですが、この28%というのは、全カテゴリの中で一番大きなウェイトを占めています。
ですから、そこが下がるというのは、お店の売上全体に対し大きなインパクトを与えてしまう結果になります。

超書店員:「書店員のためのサイト」書店の売上を上げるための情報、書店の利益を上げるための情報Webマガジンより引用

幸にも高崎市には書店がある

私が住んでいるのは群馬県高崎市
書店がたくさん残っていて読書家としてはとても嬉しい限り。中でも好きな書店があるので紹介したい。

1.REBEL BOOKS

〒370-0059 群馬県高崎市椿町24-3【定休日】 水曜日【営業時間】 13:00 – 18:00

この本屋を紹介したくてこのnoteを書いたと言っても差し支えないぐらい大好き。売り場はとても狭く、お客さんが5人も入ればすれ違うのも大変な店内。でも、店主がセレクト・発掘した珠玉の名著がたくさん並ぶ。
めちゃくちゃ居心地がいいのは、素敵な本があることだけでなく、「最強の⚪︎⚪︎の教え」「⚪︎代までにやっておく40のこと」「成功者だけが知っているとっておきのルール」みたいな自己啓発本がほとんどと言っていいほど無い。これが居心地の良さを後押ししている。そのほかにZINEを販売していたり、2階でがポップアップストアがたまに開かれてたりと、群馬の本屋の中で唯一無二の存在感を醸し出しています。本が好きな人でこの本屋さんが嫌いな人はいないと思います。ぜひ行ってほしい。

これ?本屋?
あった!
中はこんな感じで狭い!けど、素敵な本がたくさん

2.未来屋書店(イオンモール高崎店)

イオンモール高崎
〒370-3521 群馬県高崎市棟高町1400番地

イオンの中にある本屋さん。2006年の開業時から存在していた。開業当時は可もなく不可もなくの普通の本屋さんだったんだけど、2020年にイオンモール自体がリニューアルすると同時に本屋さんも増床して無印良品と売り場スペースを共有するようになった瞬間に大化けした本屋さん。
売れ筋の商品を揃えつつも、かなりマニアックで尖った書籍がめちゃくちゃたくさんある。本当に本が大好きな書店員がしれっと増えたに違いない。
本屋の規模としては同じ大型書店のブックマンズアカデミーと比べると小さいけど、内容の濃さは未来屋書店の方が濃い。

まだまだ高崎市には本屋さんがあるけど、私がよく利用するのはこの2店。どちらもおすすめなので行ってみてください。そして、本屋が残る未来をみんなで残していきましょう。

それでは、また。

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