丸山和則 | DSM Japan

オランダに本社を置くサイエンス企業 Royal DSMの日本法人、DSM株式会社代表の…

丸山和則 | DSM Japan

オランダに本社を置くサイエンス企業 Royal DSMの日本法人、DSM株式会社代表の丸山和則が、サステナビリティに関する世界的な動向、DSMの考え方や取り組みについて紹介します。

最近の記事

仲間と過ごす時間、「飢餓ゼロ」への想い

DSMは、私たちのパーパス「すべての人々により良い暮らしを」実現のために、数多くの国際機関、政府、民間企業とのパートナーシップを通じた事業活動を行っています。 DSMとWFPのパートナーシップ特にWFP国連世界食糧計画とは、民間企業初の公式パートナーとして、2007年から「Improving nutrition, Improving lives」のミッションのもと、世界の栄養改善のための活動を行っています。これまでの15年間に、栄養の専門家であるDSMと世界最大の人道機関で

    • 健康な人々、健康な地球、健康的な暮らし

      いよいよ今週、2021年9月23日、初の「国連食料システムサミット」が開催されます。2030年までにSDGsを達成するために、「食」の切り口から、私たち消費者も含め世界中のステークホルダーによる議論が行われます。完全オンラインとなったので、日本からでも録画で色々なセッションを見られそうです(米国東海岸時間なので、ライブはきつそうですが…) これまでも「現在そして未来世代の、全ての人々により豊かな生活を」を会社の「パーパス」(目的、使命)として掲げ、10年以上にわたりサステナ

      • スポーツの進化を支える、サステナブルな高機能素材(スポーツとDSM 2)

        前回の記事では、DSMとプロ自転車競技チーム「Team DSM」とのコラボレーション、特に「個別化栄養」などライフサイエンス分野の話題をご紹介しました。 今回は機能材料分野のコラボについて。現代スポーツでは、ウェアやシューズなど用具の進化が成績に直結します。私たちDSMも、最先端技術を使ったサステナブルかつ高機能な素材で、Team DSMをサポートしています。 とにかく薄く軽く、運動機能を追及?それでOK?激しい動きとスピードが求められる競技では、ウェアにも薄さと軽さ、さ

        • ご存じですか?スポーツと栄養の関係(スポーツとDSM 1)

          日本代表選手の活躍に沸いた東京オリパラも終わり、気が付けば街は秋の気配。見るスポーツから、するスポーツへ。もうすぐスポーツの秋ですね。 オリンピックでは、もちろん日本代表の皆さんの大活躍にも感動しましたが、私たちDSM社内では自転車競技(ロード・トラック)でも大盛り上がりでした。というのも、DSMがメインスポンサーを務めるヨーロッパのプロ自転車チーム「Team DSM」の所属選手たちが、各国代表として競技に参加していたからです。 例えば女子団体パシュート(追い抜き)では、

        仲間と過ごす時間、「飢餓ゼロ」への想い

          食のサステナビリティ

          こんにちは。DSMの丸山です。「栄養、健康、サステナブルな暮らし」の分野で事業を展開する私たちにとって、今年2021年は大きな節目の年になります。 その理由は3つ。 ●「国連栄養のための行動の10年」の折り返し地点 ●「東京栄養サミット」(Tokyo Nutrition for Growth Summit)を12月に日本政府が開催 ●「第一回国連食料システムサミット」を9月にニューヨークで開催 今回は、ぱっと見、とても遠い世界の話に思えるこれら国際イベントの背景と、

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          DSMという会社

          はじめまして。オランダのサイエンス企業 Royal DSM の日本法人代表をつとめる丸山と申します。このたびnoteをはじめることになりました。 といっても、DSMなんて会社、日本の皆さんはご存じないですよね。ということで、今回はDSMという会社について少しご紹介させていただきたいと思います。 そもそも、DSMって何の略? 答:Dutch State Mines(オランダ石炭公社)です。 今から約120年前、1902年にオランダ南部のヘールレン(Heerlen)という田