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「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」を見た(ネタバレあり)

読んでいただいてありがとうございます!
今回は、「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のレビューをしていきます。


まえおき

なんの前情報もなく、スパイダーマンについてもピーター・パーカーの世界線しか知らない状態で見たので、あまりにも設定が違っいて、ぶっ飛んでしまったのですが、この「スパイダーバース」というのは、様々な世界線で活躍しているスパイダーマン(都合上「マン」で表現します)が、一同に介して活躍するというお話になります(多分、違っているかもですが、そう理解しました)。


スパーダーマンのオールスター共演

マイルス・モラレスはもちろんんこと、グウェン・ステイシーそして、なんとピーター・パーカー(当然彼が死んでいない世界線から)など、とにかくありとあらゆる世界線(スパイダーバース)のスパイダーマンが登場します。
一部は、劇中でも紹介されますが、果たして登場するすべてのスパーダーマンに設定があるのかわからないくらい、たくさん出てきてくるので、スパーダーマン好きには、痺れるのかもしれませんが、自分はその数に圧倒されました。
ひたすら大勢のスパーダーマンが出てきますが、重要なスパーダーマンはマイルス・モラレス、グウェン・ステイシーの2名なので、全く心配することはありません。

前衛アートのような表現に魅了

このアニメーションの大きな特徴は、斬新な表現だと思います。うまく表現しにくいのですが、スパーダーマンが街の中を移動するシーンなどを、前衛アートのような色使いや印象派のような斬新な表現を導入しています。
普通に前衛的な表現にしてしまうと、絵が崩れてしまって意味不明になってしまうのですが、この映画のすごいところは、キャラクターが崩れることなく表現されていて、ちゃんとアニメーションとして成立しているところです。
日本のアニメーションの技術の高さは、疑うべくもないところですが、海外発のアニメでこういった斬新な表現を取り入れていくところは、新しい境地の開拓という意味でいいところだと思いました。

スパイダーマンの魅力を継承

自分は、子供の頃にオリジナルのスパイダーマンのコミックを買って、何度も読み返してアメリカのヒーローといえばスパーダーマンしか考えられないくらいに思っています。
スパイダーマンの大きな魅力は、スパイダーマンとして凶悪なヴィランと戦いながらも、ピーターバーカーとしては、誰でも悩むような普通の人の悩みに苦悩するところです。
この普通の人間ぽさ、ややもすると普通の人間以上に悩み苦しむところが、スパイダーマンの魅力なんだと思います。
この映画に出てくる、マイルス・モラレスもウェンステーシーも、子供の頃に読んだコミックにいたピーター・パーカーのように、親との関係であったり、進路のことであったりと、誰でも経験する悩みに正面から向かい合う姿がしっかり描かれていて、スパイダーマンの魅力が受け継がれていることを強く感じました。

それではまた次回!


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