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自分で自分に許可をあげるということ

小さい頃から「旅をするように生きたい」と思っていました。

小学生のとき、七夕の短冊に「冒険家になりたい」と書いてしまうくらい、好奇心が強く、ここではないどこかへの冒険や探検がすきでした。

最近、旅をするように生活しています。

最近ふとしたきっかけがあり、東京を旅するように、転々と泊まる場所を変えています。先週は清澄白河に、先々週は三軒茶屋にいました。

いつもと違う場所で、いつもと違うことを考えたり、普段やっていることを俯瞰したりすると、不思議と新しいアイデアや企画が生まれてきて。自分にとってはとても良いリズムだなぁ、と思っています。

泊まると決めた街を歩いてみると、見たことのない景色にわくわくして、良い雰囲気のお店を見つけると宝物を見つけたみたいに嬉しくて。

前からやりたかったことを最近少しずつ、実現できているような感覚があります。

自分で自分に許可をあげる

常識を疑う許可、世の中を新鮮な目で見る許可、実験する許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、そして自分自身の限界を試す許可を、あなた自身に与えてください。

ティナ・シーリグ |20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

「旅をするように生活すること」は前からやってみたいと思っていました。

ですが、なんとなく周りの目や常識的な何かが引っかかって、踏み出すことができませんでした。

ただ実際にやってみると想像以上に簡単で、今までにない新鮮な気持ちで日常を見つめられて、多くの発見がありました。

常識に囚われずに、自分のなりたい未来を描いて、失敗を恐れずに、実験的に、挑戦をしていく。

自分で自分に許可を出してあげることが、人生の可能性を広げて、輝かせるために大切なんだなぁ、と実感しています。

常識、先入観、偏見

毎日なにげなく生活をしている中でも驚くほど多くの常識、先入観、偏見に囚われているように感じます。

また自分の信じている考えや価値観も、実は、誰かからの受け売りだったり、どこかで読んだ本のものだったりするのかもしれません。

従来の考え方に閉じこもり、ほかの可能性を排除するのは、信じがたいほど楽なものです。周りには、踏みならされた道にとどまり、塗り絵の線の内側にだけ色をつけ、自分と同じ方向に歩くように促す人たちが大勢います。これは彼らにとってもあなたにとっても快適です。彼らにとっては自分の選択が正しかったことになり、あなたにとっては簡単に真似できる秘訣が手に入るのですから。けれでも、こうしたやり方は、人をがんじがらめにします。

ティナ・シーリグ |20歳のときに知っておきたかったこと

「常識的に考えると」「普通に考えると」
そんな枕詞で決めつけていることがたくさんあるかもしれない。自分がよいと思っていることは本当に自分が思っていることなのか。誰かから言われたことをそのまま信じていないか。

当たり前だと思っていることを再度考えさせてくれる、この言葉たちがすきで今でも大切にしています。

許可をあげられるのは自分だけ

わたしたちの誰もが認識すべきなのは、ひとりひとりがおなじように許可されているということです。許可をするのは自分であって、外から与えられるものではありません。

ティナ・シーリグ |20歳のときに知っておきたかったこと

常々、自分の人生に責任を持てるのは自分だけだと思っています。

だからこそ、一つ一つの決断には納得感を求めるし、迷ったときには焦らず時間をかけて自分の気持ちを確認します。

また、自分の人生を経験する自分一人だけなので、なにげなく過ごしている日常も大きな決断も、実は、まったく新しい挑戦の連続だと考えるようにしています。

大なり小なりの挑戦で、ちょっと自信がないとき、間違っているかもしれないと思うとき。

後押ししてくれるのは、自分で自分を許可してあげる言葉たち。

「失敗してもいいんだよ。」
「間違ってもなんとかなるよ。」
「少しずつでもいいからやってみよう。」

そんな言葉を自分で自分にかけて、ささやかな勇気を振り絞って、やりたいと思ったことに挑むようにしています。

大切な言葉と少しの勇気を持って

不確実が高まる今の社会で、プロセスと偶然を楽しむ力は人生を充実させる上で非常に大切だと思います。

行きたいと思ったときに行ける自分でありたいし、やりたいと思ったときにやれる自分でありたい。

挑戦した先にあるものは、まだ誰も経験したことのない未来で。その先にある出会いに少しだけ期待しながら、大切な言葉と少しの勇気を持って、後悔のないような選択と努力をしていきたいと思います。


TOPの写真は、温泉宿に泊まったときの足湯の電球。透明な電球を通して見る青空。


最後まで読んでいただきありがとうございます。