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いまの環境を活かすも殺すも、きみ次第だよ。

仕事について考えるとき、思い出す前職の時代の言葉がある。

きみの意見は、いまの仕事のどこにあるの? 意見がないなら、きみじゃなくてもその仕事できるだろ。いまの環境を活かすも殺すも、きみ次第だよ。

いまでも大切にしている言葉だった。

仕事について考えるとき、いつも思うことは、現実での行動が最も尊いということだ。魅力的なビジョンも大きな計画も、最終的には細かな仕事になっていく。

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例えば自分がcotreeの中で、事業計画をつくり方針を意思決定しても、決めただけでは何も変化しない。決めたことを実行して初めて、クライアントさんにセッションが届き、カウンセラーとコーチに仕事が生まれる。

どんなに小さい仕事の先にも、価値を届けるべき人が必ずいる。地道な仕事の積み重ねが、一人ひとりに価値を届ける。

一方で細かい仕事ばかりやるのが苦しいときがある。前職のディレクター時代、終わりのみえない記事制作や制作進行をしているとき、「なんでこんなことしてるんだっけ」と思ってしまうこともあった。

そこに必要なのは、知性と想像力なんだと思う。

自分の仕事が、誰のためのものなのか
喜んでくれた人の人生に、どんな変化があるか
そんな人が増えると、社会はどう変わるのか
いま自分ができることは、何か
いつまでに、どのくらい必要なのか

目の前の仕事とお客さんへの価値、社会への価値を結びつけるには、つながりを想像する力と、実現する行動と判断をする知性がいる。

会社にはビジョンがある。事業にはお客さんがいる。目の前には仕事がある。そのすべてのつなげることができるのは、自分だけだ。

魅力的な言葉も、明日来るお客さんも、やるべき仕事も、自分の人生をそのまま豊かにしてくれるわけじゃない。そのすべてを活用して、自分の人生に意味と物語を見出すのは、自分だけができる大切なやるべきことだ。

厳しいかもしれないけれど、自分の人生を誰かや何かに丸投げしてはいけない。短期的に楽かもしれないけど、長期的に楽しいものにはならない。 

幸い、自分は周りの人に恵まれてきた。

厳しくも期待をしてくれて、仕事のやり方を教えてくれた先輩。大変な時期を一緒に過ごした同期。至らない自分と一緒に働いてくれた後輩。

彼ら彼女らからもらったものでいまの自分は成り立っているから、もらったものを次の人たちに渡していきたいと思う、金曜日の夜なのでした。


最後まで読んでいただきありがとうございます。