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良いnote

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個人的に、とても個人的に、いいな、と思ったnoteを集めるマガジン。
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2020年8月の記事一覧

"のうのうと"生きる

ここ数ヶ月くらいメンタルの調子が優れなかったのだが、久しぶりに読み返した自分のnoteの内容がド刺さりした。 改めて読み返しながら、昔の自分は良いこと書くなぁと思ったので、考えたことを書いてみる。 * このところ、仕事に対するモチベーションが湧かず、パフォーマンスが少し落ち気味であった。とりあえず抗うつ薬をもらいながら仕事をしているが、元気な時の8割くらいのパフォーマンスになっている。(とはいえ、ちょっとパフォーマンスが落ちている程度で、睡眠や食欲の不調もなく普通に働い

黙ることの効用

前にも少し書いたことがあるのですが、僕の知り合いの数人の人が「おそらく多くの人には理解はされないと思うけど、自分の中で大事にしている人間関係のルール」に “「今日顔色悪くない?大丈夫?」とさらりと言って去っていく人とは付き合わない” というものがあるのです。 これ、ちょっと説明が必要になるので聞いて下さい。 普通、「今日顔色悪いよ。大丈夫?」と心配されて、怒り出す理由なんてないです。そうやって声を掛けてきてくれた人は心配をしてくれているわけだし、そのように声を掛けてき

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ランドセル職人からデザイナーになる15年間でつくられた価値観

皆さんが関心を持っていること先日、Twitterのアンケート機能を使って私のnoteで読んでみたいトピックを募ってみました。選択肢は以下の3つ。 1.ラグジュアリーブランドの製品が高い理由 2.革製品のメンテナンスについて 3.objcts.io製品のこだわりについて 最終的に約80%の方が"objcts.io製品のこだわりについて"に投票してくださるという、大変嬉しい結果に。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。 ランドセル職人として 最初の一歩を踏み出すさ

好きなことや得意なことをやったほうがいい。それはよく言われる話だ。- 自分を変えるコスト

僕は、新卒で入った会社を1年で辞めてしまったせいで、一般的なビジネススキルや素養がなかった。未だにExcelすら使えない。そのおかげで、得意の一点突破で生きてきた。好きなことを仕事にしてきた。それが結果として会社になった。 それはとても幸せなことなんだけど、一方で、大きなことを成し遂げるためには、自分が変わらなきゃいけないだろうとも感じるようになった。結局、たった数年間積み上げてきただけの、自分の好きや得意の範囲なんて小さいからだ。 ただ、頭で分かっていても実際に行動に移

エンゲージメントドリブンの新しい獲得戦略〜刈り取り型獲得の終焉〜

■ はじめに こんにちは! Repro Growth Marketerの稲田宙人(@HirotoInada)です。 先日8/5に、これからのカスタマーエンゲージメントに関するカンファレンス「CEC Next」が開催されました。 当日は、約1,000名の観客の方に視聴頂き、Repro大型カンファレンス第一弾である2019年12月に開催された「Customer Enagagement Conference」にも引けを取らず大盛況の内に幕を閉じました。 参加できなかった方はイベン

旅が遠くなってしまった日、僕は空港へ向かった

雨が降っていた土曜日、僕は羽田空港へ向かった。 これから飛行機に乗るわけでも、あるいはどこか遠くに行くわけでもなかったのに、年に何度かそんな日がやってくる。僕は旅をするのが好きだけど、それと同じぐらい好きなのが「旅を感じられる場所」へ行くことだ。 大きな駅のホーム、外国語のきこえる空港のロビー、賑やかなバスターミナル。そんな場所に自分も立ってみると、たとえこれからどこかに行く予定などなくても、「旅する気持ち」のようなものを追体験できる気がする。 それは、これから遠く

[hey] 資金調達とかそんなアレは別においておいて自分たちがやるべきだと信じられることをやるよ

note で、これまで私たちがどんな組織か、については多少言及してきましたが、何をしているのか、何をしていくのか、についてはあえて触れてきませんでした。ここに来て、改めて伝えたいことがあって、昨日リリースを出しました。 hey をはじめるときに考えていたことは「お商売はもっと多様になる」ということでした。こだわりや情熱、たのしみというエンジンから生まれるいろんな形のお商売にもっと全方位で貢献したいなと。それが STORES.jp と一緒になって hey をつくろうと思ったき

自分の世界に対する態度が、世界の見え方を決めている

先日読んだHumankind:A Hopeful History(まだ翻訳は出ていない)がとても良い本だったので、ちょっと書いてみる。 人間はそもそも社会的な動物であり、協力するようにできている。だからこそホモ・サピエンスは他のヒトと違って氷河期を生き残ることができた。災害が起きたときなども、多くの人々は極めて協力的になる。東日本に当時いた人であれば、震災時に大勢の人が助けあったことを覚えている。ニュースは一部の特殊事例を扱っているだけだ。 だけど、何らかの拍子で他人なん