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良いnote

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個人的に、とても個人的に、いいな、と思ったnoteを集めるマガジン。
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2020年6月の記事一覧

子供用のデスクを作った話

子どもたちの学習机を置かなかった我が家子供たちが学校に行かなくなったことで、家で学習をする風景が増えました。我が家の子供たちはもともと自宅では長時間テキストなどをやることはなかったので、一番上の子以外は学習用の専門スペースはなく、必要なときにダイニングテーブルなどでノートを広げていました。 というのも我が家の教育方針は「義務教育的座学は集中して短時間&最低限で済ませる」なのでデスクに長時間かぶりつく必要がある子はいないこと、そして市販の学習机のゴテついた感じのが私達の好みで

【数値で見る】創業者に聞いたジャンル別”良いリテンション”とは何か?

自己紹介こんにちは、宮武(@tmiyatake1)です。これまで日本のVCで米国を拠点にキャピタリストとして働いてきて、現在は、LAにあるスタートアップでCOOをしています。Off Topicでは、D2C企業の話や最新テックニュースの解説をしているポッドキャストもやってます。まだ購読されてない方はチェックしてみてください! はじめに元Airbnbのグロース担当のレニー・ラチツキーさん「What is good retention(良いリテンションとは何か?)」の記事の翻訳許

写真展『ここで種を蒔く』

幼かった頃、両親が共働きだったので、学校から帰るといつも祖父母と過ごしていた。 祖父は、朝早くから畑仕事に精を出し、祖母は夜遅くまで薄暗い明かりの下でミシンの内職をしていて、一日中休むことなく働いていた。 祖父母からはいつも土の匂いがして、僕はその匂いが好きだった。 実家を離れて生活するようになり、写真に興味をもつようになってから祖父母にカメラを向けるようになったことはごく自然なことだった。 あるとき、ファインダーを通して祖父母と娘を見ていると、自分の幼い頃にタイムスリップ

45期の始まりにあたって。量的成長から質的成長への試行錯誤とか

木村石鹸は6月20日が期末なので、今週から新しい期の始まりです。株式会社になって45年目、45期の始まりです。(創業からは今年96年) 44期の下期(2019年12/21~2020年6/20)は、新型コロナもあり、会社としても今まで味わったことのない苦しさに直面しました。僕らの場合は、売上の20%を占めてた中国向けの販売がパタリと止まり、1月~4月は実質、中国売上が0になったわけです。1~3月は、その影響が大きく、毎月かなり大きな営業損失を出しました。 3月後半ぐらいから

「デザイン」という行為に存在している“矜持”と“やわらかな距離”

普段から取り止めもないことばかりぐるぐる考えていると、自分が今どこにいるのか確認してみたくなります。今回は、僕がデザインを扱う者としてぼんやり考えていることを、所属しているチームの話を交えながら言葉にしてみようと思います。 はじめに「デザイン」という言葉に出会ったのは小学生の頃でした。 僕たちの担任の先生は少し変わった人で、学級通信に載せるためのイラストを、よくあるカット集からではなく、児童が描いたオリジナルのものから選んでいました。 僕は自分の描いたものが複製され、クラ

BLM、アジア系アメリカ人、私の考えていること

課題解決、みたいな言葉によってモチベーションを保っている人は少なくないだろうし、自分もそうした人たちのなかの1人かもしれない。課題解決型クリエイター、課題解決型起業家……そした肩書も増えているような気がする。けれども私の場合、その枕詞に「ごく小規模な」とつけておかなければ、誇大広告になってしまうな……だなんてことを、のんびりとした大阪の住宅街にある実家の一室で、悶々と考えていた。 いつだってTwitterは目の前の世界よりも騒がしく、Instagramは現実よりもずっと平和