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お金について考えてみた...

おかね...

お金は、いろんな商品やサービスに等価で交換できるもの...

お金を得るためには、その対価となるものと交換する必要がある...

商品だったり...労働だったり...知識だったり...

自分が持っているものをお金に交換する...

お金は世の中に一定量しか存在しないようになっている...

その中で、『お金を稼ぐ』ということは、『お金の争奪戦』に参加するということ...

お金に替えられるものや量は人それぞれ異なる...

ものがあれば、それをお金に...

ものが無ければ、労働力を...

労働力は、人生の時間を切り売りする...

これが『時給』...

ここで、その『時給』に注目してみた...

『時給〇〇円』というのは、

『その人の生きる時間を1時間〇〇円で買い取る』

ということ...

例えば、

人生85年として、20歳から1日8時間、月20日働くとすると...

時給1,000円だと、その人の人生は...

(85-20)×(1,000×(8×20×12))=65×(1,000×1,920)
=65×1,920,000=124,800,000
となり、
およそ、1億2,480万円となる...

「すごい稼ぐじゃん!」

と思ったあなた...

あなたの85年の人生は、たった1憶2,480万円の価値しかないということですよ...

本当に「すごいじゃん!」ですか?

この計算だと、時給1,000円の場合、月の報酬は、16万円しかありません...

なぜ「しか」と書いたかというと...

この金額は、『手元に残るお金』ではないからです...

そうです...

自動的に引かれる(支払われる)分があります...

それは、『税金』や『社会保険料』『年金』などです...

税金は、国税と地方税がありますね

月収16万円の場合、所得税は約5%引かれます...
地方税は、地方自治体により若干異なりますが、およそ10%くらいです...

そうです...

税金だけで、約15%(24,000円)が手元から引かれます...

加えて、社会保険料...

これも色々と計算方法がありますが、月に約18,000円くらい支払います

次に年金...

これも計算方法がいろいろありますが、現在は月に16,980円(約17,000円)支払うことになります...

計算すると...
所得税:8,000円
地方税:16,000円
社会保険料:18,000円
年金:17,000円

合計:59,000円...

この金額を、160,000円から引くと...

そう、手元には101,000円しか残りません...

報酬額に対して約63%分しか残らないのです...

なので、私は「16万円しか」という言葉を使いました...

この残った『101,000円』から今を生きるための生活費をねん出するわけです...

今あなたが住んでいる家の家賃はいくらですか?
水道代は?
電気代は?
ガス代は?
電話代は?
食費は?
ここまでが『最低限生きるために必要となるお金です』
あと、
新しい服を買うなら洋服代が必要ですね
病気になれば医療費も必要になります
出かけるには交通費が必要です...
などなど...

どんどん、お金が必要になります...

さて、先ほどの『10万1,000円』で、上から順番に引き算していくと、どこまでお金が残りましたか?

食費まで引いても残りましたか?

それとも、足りませんでしたか?

足りない場合、あなたの人生は、『1憶2,480万円の価値』では不足ということです

いま、『最低賃金』が見直されようとしています

物価が高騰しているということですが、今の計算で行くと、最低賃金ではどれだけ節約しても生活が破綻してしまう可能性が高いということですね...

最低賃金で一生懸命働いて、報酬の約37%が引かれてしまう...

手元には6割しか残らない...

時給1,000円は、手取り換算すると、実質、時給600円程度になります...

1時間働いても、マクドナルドの『ポテナゲ大(600円)』分で終わる...

世知辛い世の中です...

これも、財政赤字を膨らませてしまった国民の宿命でしょうか....

まだまだいろいろ考えることはありますが...

今回はこの辺で...

皆さまにとって、良い人生となりますように...

#お金について考える

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