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「自分の強み」を見つける最もわかりやすい方法

"労力の割に周りが認めてくれること" が
きっとあなたに向いてること

それが "自分の強み" を見つける
分かりやすい方法

これは、任天堂の元社長である岩田聡さんの言葉です。

あるビジネス書で引用されていたのですが、この言葉を読んだときに妙に納得したのを覚えています。

要は、自分にとって「難なくこなせること」「当たり前すぎて価値にさえ感じないこと」が案外他の人にとってはあなたの長所だったりする、という意味なのですが、本当にその通りだと思います。

パソコンのセットアップやフォルダの整理、ランチのレストラン選びなど、自分としては大したことではないのに、なぜか感謝されることありませんか?

そんな風に考えていくと、意外なところに自分の価値が潜んでいるのかもしれません。

周囲に教えてもらう「自分の強み」

私はこれまで、自分の強みを「行動力があること」だと捉えていました。

今まで、国内・国外問わずライター、マーケター、リサーチャー、広報など多岐にわたる職種を経験してこれたのは、常に積極的に行動してチャンスを掴んできたからこそ。

行動力は、私が自負できる数少ない長所の一つでした。

本当にそうなのだろうか...?

岩田さんの言葉をきっかけに、自分の強みを周囲からも聞いてみることにしました。そうすると、最も評価してもらえているはこの2つだということがわかりました。

① コミュニケーション力
② ブリーフィング(企画や依頼における事前説明)

これらは私にとって「強み」というよりは「できて当たり前なこと」でした。でも、これこそが秘めていた私の強みだったのです。

些細なことが価値になる

コミュニケーションに関しては、意思疎通さえできれば特に難しいことではないと思っていました。でも、私にコミュニケーション能力があると言ってくれた人たちに、なぜそう思うのかを聞いたところ、こんな理由が返ってきました。

・国籍、年齢、ジェンダー、役職問わず、誰とでも分け隔てなく話せるから
・常に、相手に関心を持ち、理解しようとする姿勢があるから
・話しやすい、相談しやすい雰囲気がある

それらは、確かに私が普段から意識していることでした。

もう少し深堀ると、ただ意思疎通するのではなく、その人が置かれた状況や関わる人たちに関心を持ち、深く理解することで、様々な観点からコミュニケーションすることができる。

だからこそ、相手の立場に立って物事を捉えることもでき、結果的に円滑なコミュニケーションがとれるということなのかもしれません。

こうやって少しづつ分解していくと、当たり前だと思っていた些細なことが突如自分の強みになるのです。

「好き」かどうかは関係ない

もう一つの気づきとしては、好きじゃないことでさえ強みになってしまうということ。

前述の「ブリーフィング」は、私にとってまさに「特に好きなわけではないけど、なぜか周りが認めてくれること」でした。

仕事を他者に依頼する際、社内外関係なく依頼背景・概要の説明は当たり前のことです。ただ、「時間がないから」「上から降りてきた業務で、内容がよくわからないから」という理由で、雑に依頼する人が意外と多いのです。

私は今まで、ライティングやリサーチ、インタビュー、翻訳、分析など自ら手を動かす業務が多かったので、依頼される人の気持ちが良くわかります。

だからこそ私は、自分がされて嫌なことは相手には絶対しないという思いから、丁寧でわかりやすい依頼の仕方、無理のないスケジュール立て、密なコミュニケーションを徹底しています。

これは私の仕事のスタイルにしか過ぎませんが、周囲から評価してもらえることがわかってからは、自分の価値として自覚しようと思いました。

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皆さんにとって、労力の割に周りが認めてくれること、とはなんでしょうか?

今回は自分へのリマインダーとして書いてみましたが、少しでも読んでいただいた方のお役に立てていたら嬉しいです!

Photo by Andrew Ly 

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