松原佳代
ニュースレターというコミュニケーションの可能性。毎月5ドルのサステナブルのリテラシーを学ぶニュースレターを始める理由。
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ニュースレターというコミュニケーションの可能性。毎月5ドルのサステナブルのリテラシーを学ぶニュースレターを始める理由。

松原佳代

先日、新しいサービスを始めた。竹のトイレットペーパーはプロダクトだったが、今回はニュースレターだ。

サステナブルのリテラシーをみんなで学ぶニュースレター『neutral』


トイレットペーパーからなぜニュースレター?その経緯

2021年5月に私は竹でつくったトイレットペーパーの定期便「BambooRoll」という事業を始めた。自宅まで、プラスチック・フリー梱包の竹100%トイレットペーパーをお届けする、というシンプルな事業だ。これは、トイレットペーパーという無意識に、でも1日に何回も消費する日用品が、持続可能な社会を考えるものに変わったら、その小さな変化が、暮らしに大きな変化をもたらすきっかけになるのでは?と考えて、つくることを決めたプロダクトだった。

届けるまでは、私たちの責任だ。どういう思いでつくったかをしっかり伝えることで、使い、最終的には廃棄するところまでは、購入してくれた皆さんに使い方含めて考えてもらいたいと思ってやってきた。

そしてこのトイレットペーパーを始めたことで、私たちがサイトなどで発信していることに対して、さまざまな感想や意見をもらう機会が増え、商品のアップデートのアンケートを出せば、たくさんの方が考えを聞かせていただくようになった。

たとえば、いまバンブーロールの横幅が通常の規格よりちょっと小さい、というテーマがある。これによりホルダーから外れてしまって使い勝手が悪いという声も少なくはない。一方で、とはいえ使用量が減るわけだから、これでいいのだ!という声も少なくはない。そんなひとつひとつの声を聞きながら、最適なアップデートを模索し続けている。
(たとえば芯の糊付け、横幅をちょっとだけ広くするなど)

リリース以降、今のバンブーロールは、利用してくれている皆さんと一緒につくっているプロダクトになりつつあると、これは運営者のエゴかもしれないけど、思いたい。

いままで5、6個のインターネットサービスの運営をやってきて、その時々、いつもお客さまからのひとことをきっかけにサービスの改良アイデアが生まれるということがあった。が、今回、環境というひとりではどうにもならない、発展途上、進行中のテーマを扱う中で、本当にこれは「みんなで」考えることの重要性を今まで以上に感じるようになっている。

そういう背景から、BambooRollでは不定期ではあるけど、運営の私たちが思った、見つけた視点を共有するために、それを端としてコミュニケーションをするために、メールマガジンを発行していたのだった。

「不定期」で、気ままにやっていてそれはそれで悪くはなかったのだけど(笑)、環境問題にちゃんと向き合うことを決めた以上、この「視点を共有しあって、一緒にまなぶ場所をつくっていく」ということもしっかりとやった方がいいかもしれないと思ったのだった。

そして、毎月5ドルのサブスクリプションのニュースレターを始めることにした。

そもそもニュースレターって何?

いわゆるメールマガジンである。2年前に自分のNoteでも紹介したが、なぜかずっとニュースレターに注目し続けている。

自分の過去の言葉からの引用で申し訳ないが、

届く情報のパーソナライズ化は当たり前になった今、そこはアプリやそれを強みとしているサービスにお任せすることにして、私は改めてメールマガジン、つまり一斉メールというレガシーなコミュニケーション手法が面白そうと感じている。もっと企業やブランドやメディアが、個人・顧客と距離を縮めていく可能性がこのコミュニケーションの形にあるのではないかと。

「1 対 多」でのコミュニケーションにも関わらず「1 対 1」でコミュニケーションがなされているような気分になれるのだ。手紙がデジタルに置き換わったメールにはそういう効用がある。

配信のためのプラットフォームも確実に増えていて、代表的なのは、米国のスタートアップSubstack 、日本ではthe Letter 、そしてこのnoteのメンバーシップサービスも今年の夏に登場すると発表されているが、ニュースレターの配信もできそうだ。

『neutral』の3つのチャレンジ

Neutralは3つのチャレンジをすることにした。

ひとつめは、編集会議という形の毎月の読者とのミートアップの開催。
(私と編集長の江利子さんは7年間ずっと媒体変えながらも毎週編集会議をしている。ニュースレターに加えて、購読する皆さんと一緒に視点を探す場として、オンライン編集会議を購読する皆さんを招いて毎月開催していく予定だ。

ふたつめは、ドル課金で日本市場に出してみる。
 
みっつめは海外のSubstackを配信プラットフォームとする。

なぜサブスクリプションか?なぜ5ドルか?という理由はここにまとめたので興味のある方はどうぞ読んでみてください。

BambooRollは使わない、形から入るエシカル消費はしない、そういう人たちとも、『neutral』を通して相互にコミュニケーションをしたいと思っている。


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松原佳代
鎌倉からポートランドに家族で移住。環境とサステナブルな暮らしとPR、移住。おかえり株式会社代表取締役&みずたまラボラトリー代表取締役。元カヤックLiving代表取締役。2018年「SMOUT」立ち上げ。2021年竹でつくったトイレットペーパーの定期便「BambooRoll」開始。