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インコくんの話

 ある日町の中で、インコくんというインコがみかんを食べていると、みかんがUFOになっていきなりインコをかっさらっていきました。インコはびっくりし、周りを見回すと直径3ミリのミカンでできたミカン星人がUFOの中でインコの周りをおどっていて、UFOはミカンの大きさのはずだったのに人間ののる車ぐらいの大きさになりました。しかもミカン星人は直径3ミリぐらいのミカンを食べていて、食べるごとに食べたミカン分大きくなっていきました。ミカン星人が疲れているかと思うと、あっという間にしぼんでいました。ぼーっと見ているとミカン星人たちがみんなインコ語子守歌を静かに歌いだし、インコはねました。
 そのあとインコが起きると、巨大なミカンでできたミカン惑星がありました。また、あるところから長いくだがとおっていて、行く先は地球でした。その管の中には砂漠、森林、トロピカルフォレストなどすごくワイルドな土地が広がっており、その間には細い管が38本通っていました。
 その1時間後UFOはビルのいっぱい立っているところにつきました。その近くにはその例の管があり、その管は思ったより1000倍大きく、インコくんは「この管太いなー。」と言うと、横にいたミカン星人が「ここは、ミカン星でしか見えなく、地球では見えなくなる地球へ行く管だよ。その管に入るとあなたは紙みたいにペラペラになるよ。」と言ってくれました。そして「しかも、風がふくから移動が速くなるよ!」と言ってくれました。
 インコがトンネルに入ったとたんに竜巻がおきてインコは気を失って、起きたときにはなんと地球のインコ病院にいました。 おわり
(2023年2月11日㈯ Hirotaka)

#宇宙SF  

#星新一

#ショートショート

#宇宙トンネル

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