No Dog No Life 20200507

【時間の概念のシフトだね・・・それはね・・】

長女が、最近になって何度も繰り返し問いかけてくる。

時間の感覚がね、ぼんやりしてて変な感じだと。
一日を過ごしている感覚もぼんやりで、手応えがふんわりしてて生きた心地がしないと。

その時、いつも同じように答えて返す。それは私も一緒だよ。決してあなただけが抱えてる感覚じゃないよと。
散歩であいさつして立ち話を交わす近所のおばさんも同じこといってた。

毎日ね、カレンダーみて、今日は何日だっけ？から一日がはじまるよ。

昨日もね、今日もね、なんだか以前より散歩でご近所さんに会う機会が増えてね、その度にね、「こんにちは」の後に、「今日も時間の感覚ないわね、アハハ」が挨拶のベースになってるんだよ。
お友達ともね、ZOOMやメッセンジーで話すとね、み~んな同じこというよ。

私もそう、カレンダーは真っ白。

とりあえずの仕事の再開予定日、あなたたちの学校の授業のリモート授業のスケジュール、それ以外は、ZOOMのみとか、ZOOMレクチャーとなZOOMMTGとか、ほとんどがリモートの予定ばかり。もちろんカレンダーには書き込んでいるけれど、その予定さえもなんだかね、リモートな予定な感じなんだよ。

いきなりリモートの世界にぶち込まれ
買い物へ行ってもビニール越しの世界のなかで
これまでつめに詰め込んで動いていた社会システムという猛烈なスピード感をもつ列車が、いきなり線路から脱線しちゃったんだもの

時の向かう先がない電車の中にいたら　どうしたって、ふわふわもするよ。

でも、いくつかよい方法を見つけたよ。

その一つは電話♪

「話したい、逢いたい人がいたら、電話をかけて【声】を聞かせてもらうといい」

文字のやり取りじゃ伝わらない熱が、少しだけ近くなってね。
声や間合いがね、なんだかとってもほっこりして、安心するからね。
これが同じ声を聴くでもZOOMだとね、なんだか少し違うんだ。
電話のほうがね、音がきれいだからだ、その人がぐっとそばにいてくれるように感じるからね。電話、電話がいいよ。

もう一つはね、自然に触れること♪

自然の声はね、ちゃんと心をむけて、耳をそばだてて聞かないと聞けないものでね。自然の声を聞けた日はね、それだけで、ぐんと地に足がついて、心がすーーーっと整うんだよ。だから、携帯の音楽をききながら歩くのもいいんだけどね、波がよせて返す音、風が通りすぎる音、鳥のさえずり、野生動物のざわつき、潮のにおい、花たちのかぐわしい香り、耳をそばだてて聞いてごらん。
イヤフォンはずしてね。

そして・・・最後の一つ、犬や動物と過ごすこと♪

彼らはすごい力を持ってると思う。これまでもそうかなって感じてはいたけど、今回一緒にいる時間がさらに増えて、確信したよ。

理由ほしいからね、理由を考えてみたよ。

なんで彼らに触れたり彼らと過ごすと心が整うのか。
時間が手元に戻ってくるのか。

それはね、きっと、動物たちは今だけを生きてるからなんだと思ったよ。
今という時の上を、ただ、ただ、無心で生きている。
そして、それでいいんだ、それがいいんだ！と思わせてくれるから、心のスピードがぴしりと整うんだと思うんだ。

よい方法はね、まだ私でも3つしか見つけられてない。

今のこの時の流れの変容はね、感じてる感覚はね、時代がかわっていくことを肌で感じていると捉えた方がいいよ。

これがまた前のような時間の感覚に戻るなんて期待はあんまり持たない方がいいと思ってる。

もう戻れないとそう思っていた方がいい。

すごい希少な時代の流れの途上にいる。

いきなりぶち込まれたばかりで、先も見えないし、ひととの距離もはなれちゃって遠くなって、なんだか心もとないね。

それでも、大丈夫。よい方法のいくつかを使い分けながら、今という時を潜り抜けたら、きっと今までよりきれいな世界が訪れるはずだから。

しばらくはまだね、きつい時が流れるかもしれない。

だからこそ、今感じていく感覚や、想いには蓋をしないで、感じながら進んでこうよ。

しんどい時はしんどいっていえばいい。
悲しい時は悲しいっていえばいい。
うれしい時はうれしい、逢いたいときは逢いたい、美味しいねの時は美味しいねっていえばいい。

隠さなくていいよ、出せばいい。大丈夫、受け止めていくからさ