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ギリシャ神話っておとな向けだよね…

あわよくば創作のネタを見つけたい…と思い、オンライン受講しました。

ギリシャ神話ってあれじゃん、暴力とせっくすの世界じゃん…? 神様たち総じて人間関係ドンパチやってるじゃないすか。
神様っぽくない神様たちをどんなふうに解釈するのか、興味がありました。
ゲストが藤村シシン先生ですし、「これ絶対楽しいやつだろ?」って期待が膨らみます。

トーク前に、杯を手に乾杯。完全にオンライン飲み会の流れ…
シシン先生は『正気のサタン』を飲んでました。

饗宴のはじまりです。

うすうす感じてたんですよね。学童向けのギリシャ神話や星座図鑑の制作、苦労してるんだろうな〜、って。
プラネタリウムや学童向けの本に出てくる「鎖に繋がれるアンドロメダ」が性の目覚めだった、という人、そこそこいるらしいです(※今時のアンドロメダは教育的な配慮から服を着ているけど、昔は全裸だった…)
つーか、全裸以上に、鎖! 鎖って! ギリシャ神話やべーな(知ってた)

古代ギリシャでは、美しい肉体を持つ人は善とされた。肉体の美しさを讃えての全裸彫刻だった。それがキリスト教を通過すると、あそこをいちじくの葉っぱでモザイク処理するようになる。
「でもさぁ隠す方がアレだよねー!」ってお話されてて全力で頷く。
シシンさんが「私たちはそれを『バチカンの大去勢』って呼んでる」とおっしゃってて笑ってしまった。

性への価値観は、歴史の中で目まぐるしく変わってきたんですね。
中でも、陽物の呪力ってのはすげえもんがあり、みんな破邪の力があると信じてたし、商売やってるおうちには特に大事にされてたのだとか。

お話が進むうち、シシンさん秘蔵の神々の像コレクションが出てくるんですけど、見た途端思わず笑ってしまうやつばかりでした(たとえるなら道祖神)。
笑いが起きる、ってことが何よりの武器だったのかも?
教科書どころかTwitterにさえ載せられない種類の文物が山ほど発掘されていて、研究者は日々それを見てるんですね…だ、大丈夫か??

ちなみに古代ギリシャのエリート層文化では、「小さい方が良し」とされていたのだとか。運動するときに、先っちょがケースにうまく収まらないといかんらしい。
もちろん神様の物は規格外です…

という、楽しい楽しいギリシャ神話飲み会でした(違う)。
個人的にギリシャ神話オトナ回、第二弾もお待ちしております!
古代ギリシャBLの話も聞きたいな〜


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