見出し画像

【愛着障害・うつ・AC】回復のきざし

親は子どもを無条件に愛さなくても、

子どもは、どんな親でも
無条件に愛しているのではないかしら?

クズな親をずっと
良い人だと思い込んできたのは、

そう思い込まなければ
生きてこられなかったからでしょう。

子どもは圧倒的な弱者だから
親の支配に怯えながら

怒りは無かったことにする。

私の親ははっきり言って
クズな親だったが、

私は親を求めることを止められなかった。

幾つになっても
親を求めることを止められなかった

人のこころは誠に不思議なもので、

トラウマボンドと言って
虐待した人を好きになって
美化しようとする働きがある。

逆境を生き抜くための防衛反応だという。


子どもは何処までも
健気に親を守ろうとする。

親を弁護して
自虐しているうちは、
病は治らなかった。

いい人になって
他人のフォローばかりしていることは、

屈服させられた子どものままでいる
ことと同じだから。

はじめて自分と向き合って

怒りの声を上げたとき、

赤いドロドロしたものが
出口を求めているのが
感じられた。

あれは
生命力だったんだろうか。

親に対して抑え込んでいた
怒りを
はじめて意識した

あの時が
回復のきざし
だった。


2016.11
「赤いドロドロしたものが出口を求めている」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?