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未知の世界と吊り橋と私 《第2話》


「未知の世界と吊り橋と私」第2話です^ ^
前回の第1話はこちら ↓↓↓



第二話  



お台場に向けて
夜道を走り出したセダンの車
当時セダンは若者も普通に乗っていた

そして走り始めてすぐ
なんと助手席の友人は寝てしまった笑

げ、ど〜しよ〜〜


二人っきりで会話を続けられるかな。。
年上の男の人と二人っきりで話したこと無いし
何話せばいいんだ。。

でも私は
ブッチーのことは別になんとも思ってないから
それを素直に伝えられた笑

「何話したらいいか分かんないよー
 ブッチーたすけて笑」


それからなんとなく
他愛もない話で盛り上がった。

助手席の友人はまったく起きない笑


お台場に近付きながら
夜道を走り続ける。


ふと運転しているブッチーに目を向ける





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お父さん以外の男の人が運転する車に

初めて乗っている



お父さん以外の男の人が運転する姿を

初めて間近で見ている



なんだかうかつにもドキドキしている…



運転しながら器用に煙草の封を開け

一本だけ取り、口に咥え、

その煙草の箱をダッシュボードに

ポンと少し投げるように置く



窓を開ける



ライターで煙草に火を点ける


口から出た煙が窓の外に流れる




私はまだ車の免許も持ってない
煙草の臭いだって好きじゃなかったはず



バイトの休憩中に
ブッチーが煙草を吸ってる姿なんて
何度も何度も見てきているのに


今夜は何故か
こんなにも、ドキドキしてしまう



なんだこのドキドキは…


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不覚にも
運転しながら煙草を吸うブッチーが
カッコイイと思い始めてしまった



運転している姿も

煙草を吸う姿も

ずっとその姿を見て

ドキドキしていたいと思った




しばらくしてお台場に着いた
友達を起こし、車を降り
少しだけ海辺を散歩して
なんだか突然浮かれている私を
友達はとても不思議そうに見ていた



ブッチーがトイレに行ってる間に友人に一応、
ブッチーがタイプか聞いてみた

「全然ナシだから疲れてて寝ちゃった〜」

それを聞き、やっぱりねと思いながらも
とてもホッとした



そして、帰路に着く



またブッチーの車に乗り込み
友人は再び爆睡する笑



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家に着いて欲しく無かった



運転しながら煙草を吸うブッチーに

もう私はドキドキが止まらなくて

嬉しくて、楽しくて、

確信し始めていた




私、ブッチーを

好きになっちゃったっぽい





次回は1話と2話の感情の振り返りをします。
突っ込みどころ満載で、どうなっちゃうんだろ笑
よろしくお願いします^ - ^


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