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贅沢な自分時間/ピアノのコンサートへ行き知ってしまったある事

家族と一緒ではなく
私一人で出掛ける。
贅沢な自分時間。

先日
一人でピアノのコンサートへ行った。
土曜日だったのに
見事に家族は誰も出掛けず
珍しく全員が家にいる日だった。

そんな中
夕飯とか適当によろしくね
と言い残し
一人で出掛ける。

何年か前の私には
そんな日が来るなんて
想像も出来なかった。

次は何しよう
一人で何処行こう
考えると楽しくてしかたない。

とにかく今の私には
自分時間が最高の贅沢なのです。


コンサートは素晴らしかった。
私もあんな風に
ピアノと一体になって演奏出来たら
気持ち良いだろうな。

やっぱりラフマニノフ格好いいな。

私もピアノが弾きたくなったな。

コンサートの後は
一人で夜ご飯。
お酒が飲めないので
ちょっと一杯に憧れてしまう。

行きたかったお店が
19時半ラストオーダーと知らずに間に合わず
お店の前で立ち尽くす。

一人なので
ブラブラ歩きながら
どのお店にしようかなと散策する。
それもまた贅沢な時間。

一度行ってみたいと思っていたお店に遭遇。
ここにあったのね。
嬉しくなり即決。

CHAYA Macrobiotics
マクロビガーデンプレート
どれにしようかかなり迷いました

vegan menu だったけれど
普段家族と
モリモリ肉メニューを食べている私でも
大満足のボリューム‼︎
身体にいいだろうなあと
日々の食生活を見直すきっかけになりそう。


大満足の1日‼︎
またピアノを聴きに行きたい♫



さて、ここからが本題。
今回知ったある事。
時代の流れに付いて行けて無かった事について。



久しぶりに行ったピアノのコンサートは
若いピアニスト達が3人演奏した。
お目当てのピアニストはもちろん
他のお二人も素晴らしかった。

ピアニストが舞台に登場する。
手に何か持っている。
それを譜面台に置く。
ん?あれは何?
足下にも何か小さい物を置いている。
ん?マイクか何か?

演奏が始まってわかった。
おそらく譜面台に置いたのは
楽譜のタブレット。
明らかに見ながら弾いている。

え?
プロのピアニストが楽譜を見ながら弾く⁈

一人のピアニストは
演奏しながらタブレットに
定期的に手を触れている。
明らかに楽譜をスクロールしている。
他の二人はタブレットを見ながら弾いているけれど
手で譜めくりはしていない。
この二人は足下に何か置いたけれど
あれを左足で操作して
楽譜をめくっているのでは?

色々気になりつつも
気になったのは最初の方だけで
途中からは存分に演奏を楽しむ事が出来た
と言いたいところだけど
やっぱりどうしても気になってしまう。
目を瞑って演奏を聴く事にする。
これなら大丈夫。


コンサートが終わり
一人ご飯を楽しんでいる時に
あれは何だったのか調べてみた。

『ピアニスト 演奏 タブレット 譜めくり』

出てきました!
私の予想が的中!

今の時代、
ピアニストが使っているのは
『譜面アプリ』と『譜めくりペダル』

え?
そんなのも知らなかったの?
と言われてしまうかもしれない…

プロのピアニストが楽譜を見ながら弾くなんてありえない、
と思ってしまった私が古いらしい。
何て便利な世の中。
時代の流れを知らずに
この歳になると
暗譜が出来ないと怯えていたけれど
何のことはない。
譜面アプリと譜めくりペダルがあれば
大丈夫なのだ。


3年位前に行った音大の説明会で
(50歳になるのを機に無謀にも音大に行きたいと思っていた)
『試験の演奏はもちろん暗譜です。
暗譜してからが本当の曲作りです。』
のような話を聞いて
それはそうだよね
とアッサリ納得していた。
私も発表会やコンクールでは
暗譜が当たり前だったから。
50歳過ぎても暗譜出来なきゃダメか…
年齢は言い訳にならないか…
暗譜出来ないなんて言ってたら
音大は夢のまた夢か…
そう思っていた私にとって
プロのピアニストが楽譜を見ながら演奏しているのは驚きだったのです。

最近テレビで特集されていて
一度聴きに行きたいと思っている
若いピアニストが二人いる。
亀井聖矢さんと角野隼斗さん。
お二人ともテレビで観る限りは
譜面タブレットを見ずに演奏していた。
というより
その時は私がまだ
譜面タブレットの存在を
知らずに観ていたけれど
違和感なく観ていたという事は
もちろん暗譜で弾いていたということ。

アンサンブルや伴奏で
ピアノの方が
楽譜を見ながら演奏しているのは
見た事がある。
私も以前
無謀にも挑戦した
ジャスピアノの発表会で
懸命に書き起こしたアドリブパートの楽譜を見ながら演奏した。

だけど。
プロのピアニストが
自分がメインで一人でピアノを弾く時
楽譜を見ている事に
とにかくびっくりしてしまった。

今回のコンサートが
たまたま少しカジュアルな感じだった?
今回のピアニスト達がたまたま譜面タブレットを使う方達だった?

時代の変化という事なのでしょう。
こうやって歳を取るとなんだか納得出来ない事が色々起きるという事なのでしょう。
でも
もしかしたら
モヤモヤしているのは
私だけではないのかもしれない。

同じ年代の方と
プロのピアニストの楽譜問題について
話したいけれど
私の周りには話せそうな人がいない。

どなたか最近のピアニストの楽譜事情について教えてくださる方や、
(例えば、最近はみんな譜面タブレット見ながら弾いてるよ、とか、今回がたまたまそうだっただけでやっぱり暗譜だよ、とか)
どなたか私と同じ様に
モヤモヤした経験のある方
いらっしゃいませんか?


でも
これから私がいつかピアノを再開する時が来て
発表会に出る事になったら
暗譜が出来ないからどうしようと
焦る事なく、
譜面タブレットというものがあるそうで…
それを使ってみるというのはありですか…?
と先生に聞いてみるという手がある。
そうなったら
途端に発表会へのハードルが
低くなる気がする。

でも
本番の途中でタブレットの調子が悪くなり
譜面が見れなくなってしまったら
どうしたらいいんだろう。
やっぱり暗譜はしておかないと
いざという時に対応出来ないのでは。

そうなのです。
おそらくこの前の3人のピアニスト達も
暗譜はしているのです。
その上で
安心材料として
譜面タブレットを使っているのです。
多分ですけど。

でも
それなら
プロのピアニストは
譜面タブレットに頼らずに
己の力を信じて
堂々と弾いて欲しいな。

と古い考えの私は思ってしまうのです。


何事も余り気にせず
自分も取り入れてしまえばいいのかな。

どうなのでしょうか。



最近の私の中で
一番気になる事の話でした。














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