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泳いだ、走った 2024春 @ 横浜

トレーニングの時期も含めると、トライアスロンを始めて約3年。春と秋に一大会ずつ参加するというペースが確立してきました。春は横浜(ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会)、秋は千葉(千葉シティトライアスロン大会)が基本。昨年はこれに加えてリレーで2回参戦(東京海の森河津)。

今年の春の大会に関しては、念願かなってエントリーができた石垣島ということに。4月後半に石垣島トライアスロン大会に参加し、ヘロヘロになりながらもなんとか完走したということはお話しした通りです。

石垣島が終わってから一ヶ月も経っていないのですが、5/12(日)に2024 ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会が開催され、参加してきました。ただし石垣島後ということで、今回はリレーでの参加。スイムとランを私が担当し、Tさんがバイク担当。

エリート観戦

横浜は「ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ」とあるだけに、一般的な大会とは格が異なります。世界のトップレベルの選手が、世界を転戦しながらポイントを獲得し、年間のチャンピオンを決定するシリーズ戦で、オリンピックにつながる世界最高峰の大会。これがエリートカテゴリとして土曜日に開催され、一般人が参加できるエイジグループは日曜日に開催されます。

ということで、土曜日はエリートの試合を観戦。午前中の女子の試合は家でTV観戦でしたが、お昼に家を出て、男子の試合は会場(山下公園)で観戦。スイムもバイクもランも、まあ、速い速い。すごい迫力です。同じ人間とは思えません。

一方で、これまでにもお話ししてきたことですが、私は人生このかた運動が得意だと思ったことはありません。そんな自分が、世界のトップアスリートたちと同じ舞台で同じ競技をすることができるのだ、と考えると、ゾクゾクします。もちろんレベルは全く異なりますが、時間さえかければ世界のトップアスリートと同じことができる、というのがトライアスロンの間口の広さであり、良さだと思います。

当日朝

リレーの部のスタートは遅め。ということでしっかり寝て、朝8時過ぎに家を出ました。会場となる山下公園までは自転車。交通規制があるので、ルートを選ばなければなりませんが、8時半前には山下公園到着。

今回は、2人で参加するリレー×2組に、単独参戦が1人で5人での参戦。一番最初の大会は一人ぼっち(なおかつ勝手もわからない)ので寂しい思いをしましたが、仲間が増えると楽しい。なおかつ、勝手もわかってきて、余裕をもって準備することができました。

スイム

スイムはまず100mほどの試泳を行います。これは水に体を慣らす大切な機会。しかし当日の水温は20度以下。石垣島と比べるとちょうど10度低い水温です。当然、ウェットスーツを着ていても、冷たっ、となります。この段階で黄色信号。

そして10:20にスタート。意を決して海に飛び込みますが、やっぱり冷たい。そして石垣島と異なり、暗くて何も見えない。それでも黙々と手足を動かします。時期的には去年と同じですが、今年の海の方が明らかに冷たい。一方で、去年はあれだけいたクラゲがほとんどいません。

スイムの鬼門は最初の500m。どうしても呼吸が辛く、ダメなのでは、と思ってしまいます。黄色信号が点滅という感じでしょうか。しかし、そこをこらえて泳ぐ。気が付くと、いつの間にか水温にも慣れ、呼吸もラクになっています。氷川丸手前で右折して、その後岸壁の手前で再び右折して、出発地点のポンツーンに戻ります。ポンツーン手前では底が見えて、これで横浜の海なのか、と少し感動。一旦ポンツーンに登って、折り返して2周目。2周目は比較的余裕を持って泳ぐことができました(速い人はさっさと終わっているので、周りの人が減ったということもあります、笑)。

意外に余裕をもった状態で2周回を終了。タイムは0:40:24。速い人から見れば倍近い遅さですが、それでも私的には昨年よりも4分近くの大幅短縮。石垣島(0:40:13)とほぼ同じタイムでした。

スイムが終わったらトランジションエリアまでラン。横浜大会はこの距離が少し長く、素足で走るのはちょっと辛い。リレーの交代エリアでTさんに計測チップを渡してバトンタッチ。

ラン

バトンタッチしたら急ぐ必要もないので、のんびりと着替え。着替えたらしばし休憩です。バイクの予想時間は1時間20分前後なので、だいぶ時間があります。そんな中、Tさんは快調にとばし、思ったよりも早めに終わりそう。

その後、再びリレー交代エリアで今度はTさんから計測チップを受け取り、いよいよランスタート。普段の大会では、バイクで脚を酷使しているため、走り出した瞬間から脚の重さを感じますが、今回は1時間以上休憩をとったため、脚が軽い! いいペースで走り出すことができ、山下公園から出る際の急なスロープも難なくクリア。

周りの皆さんは基本的にスイム、バイクを経てきているので、やはりかなりしんどそう(大会も終盤戦で、速い人はとっくにゴールしている状況でもあります)。申し訳ないな、と思いつつ、私にしては珍しく快調に追い越して行きます。ただ、もちろんなかなか追い越せない方も。そんな中の一人をロックオン。追い越さなくていいので、ひたすらくいついていくことを目標にします。1kmは4:58で通過。こんなペース、練習でもありません。自分でもびっくり。

今回はかなり余裕があり、カメラマンに向けてしっかりポーズ

結局この人についていった一周目は5:08/km。この方が一周目終わりでゴールしてしまったため、二周目はペースが落ちましたが、それでもトータルでは5:16/kmと練習も含めて過去最高記録となりました。やっぱり本番はいい意味でのプレッシャーがかかりますね。もっともいつもであれば、既に脚力が売り切れている(石垣島がまさにその例)ので、ペースは上がりませんが、今回は休憩をはさんだため、いい結果につながったようです。

あとは、応援のお陰もあるかもしれません。仕事を通じての友人でありながら、実は近所のYさんがこんな特製応援ボードを持って応援してくれました。あんまり大業なことをされると恥ずかしい、とお話ししたところ、「これは私を見つけるためです」とのこと。そうか、こちらを見つけてもらうんではなく、こちらが見つけるんですね。確かに遠くからでもハッキリと見えました、笑。その応援の甲斐もあったのもしれません。

特製応援ボードは記念に頂戴しました、笑

次回は

ということで、今回のリレーは、トータルで2:50:28という私にしてはえらくいい成績で終わりました(リレーではありますが、初めてのサブ3!)。トライアスロンは、一種目だけであれば楽勝、二種目では普通、三種目全てやるとまあまあ辛く、なんとかゴールする感じ。今回は私は二種目、パートナーとなったTさんは一種目ということで、お互いに余力を残して終えることができ、結果的に、まずまずのタイムとすることができました。

とはいえ、正直に言えば、全てを自分でやりきっていないので、物足りなさを感じたのも事実です。全てを自分で、となると辛いのは事実ですが、それでも来年は一人で全部やろう、と心に決めたのでした、笑。

さて、この後ですが実は、トライアスロンではありませんが、今週末に一年ぶりのSpartan raceに参加します。弥生の仲間と6名での参戦(+応援も何名か)ということで、とても楽しみです。トライアスロンとしては、7月末に北海道(苫小牧)での大会に参戦です。春に一大会、秋に一大会と言いつつ、飛行機で参加する大会(石垣島)が楽しかったので、今度は北海道です。こちらは一人での参加となりますが、北の大地(と大海)も楽しみです。

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