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わたし、今、夢があります。ちょっと前に、降りてきたヴィジョンがあって、ああ、それだったんだーーーと妙に納得しました。それが、今の夢。

その夢のこと、夫に話してみました。

私:わたしね、夢があるの。
夫:なになに?
私:うちの庭にね、ブランコが欲しいの。理想をいえば、大きな木の枝にぶら下がるブランコ。
夫:うちの庭には、ブランコにちょうどいい枝振りの木はないね。
私:そうなのよ、だから、無理かな。
夫:木の枝にぶらさげるのは無理でも、作るならできるよ。ナチュラルな感じで。


「ブランコーーー!?」って思ったでしょ? 私も笑っちゃうのですが、ブランコなんです。

今まで私は好きなことやって生きてきた。いろんな夢を叶えてきた。24歳で起業したし、海外留学もした。シュタイナー教師の免許もとったし、シュタイナー学校でも教えた。国際結婚もした。ドイツでひとつ、イギリスでひとつ、法人をつくった。零細個人事業とはいえ取締役になった。本も17冊書いた。アメリカに住み、イギリスに住み、ドイツにも住んだ。今、ロンドンで大好きなカルチャー万歳の暮らしをしてる。

で、そんな私が、今、「庭にブランコ欲しい!」って。笑


庭のブランコに乗ってるヴィジョンが見えた時、わたし、泣きそうでした。

そうだ、わたしって、そうだった。小さい頃、遊具で遊ぶのではなくて、友達が遊ぶのをみていた。「私、やりたい!」っていうんじゃなくて「どうぞ、どうぞ」って譲ってた。遊具で遊ぶなんて子どもっぽくてやってらんないわ、って思ってる、子どもらしくない子どもだった。実際、興味ない遊具もあったけど、やってみたい遊具も、遊びも、「私はいいわ」って、クールなふりして、やらずにいた。


私は「やりたい!」っていう気持ちを、ものすごく押し殺してきた。その時の悲しい気持ちも、押し殺して、私はやらなくても平気って。その押し殺した悲しさが、今になってドワーーーッと出てきた。


・・・ほんとは、遊びたかったのに。


・・・って気づいて。

で、ブランコ欲しいーーー。って。笑



子どもみたいに、自分の気持ちに素直に、好きなことしていいんだよ。・・・っていうメッセージも、この数ヶ月ものすごく強い。

実際のところ、子どものころからずっとやりたいことを押し殺してきたわけじゃない。「はい!はい!」って勢いよく手をあげて「やりたい!」って言えなかったから、自分で勝手に実行しちゃえる環境を作った。それが起業であり、法人設立であり、自分が自分のボスになることだった。

だから、私は人生で好きなことをやってきた。


でも、私の内側にいる、子どものような無邪気な「やりたーい」という気持ちには、まだ、応えてあげていないなあ。

私は自分が小さい頃から「子どもっぽいこと」はダメだと思ってきた。幼稚園のころから、私はクラスの中で「お姉さん」だった。

そういえば、6年くらい前に住んでいた家の近くには、ものすごく大きなブナの木があった。太い幹は二人で手をつないでやっと囲めるくらいだったし、背が高くて、横幅もあって、どっしりとした太い枝があって、そこに綱引きのロープくらい太いロープで古タイヤのブランコがぶら下がってた。そこでゆらゆら揺れたかったけど、大人の私は、恥ずかしくて、乗れなかったなあ。

誰もみてないし、みられたって別にいいのに。

そんな、ちょっとした「やりたい」という、自分の気持ちに応えてあげよう。そんなことから自分を大事にしよう。

自分を解放しよう。



はてさて、我が家にブランコはいつできるんだろう。笑






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