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元祖「翼をください」にびっくり

記事を書こうとして、元祖「翼をください」の映像を発見。元祖は「赤い鳥」のこれ。

こんなロックな曲だとは知りませんでした。もっとしんみり悲しい曲のカバーしか聞いたことがなかった。1971年に発売された曲なので、50周年ですね。


「翼をください」と願う日々

コロナになって渡航が不自由になってから、「翼をください」の思いが募ります。今、ロンドンのヒースロー空港から10kmくらいのところに住んでいます。空港から離陸していく飛行ルートの下に我が家があり、まだまだ大きく見える飛行機が飛んでいくのが見えます。そして、大きかった飛行機があっという間に小さくなって飛んでいってしまう。

そんな飛行機をみながら「私も飛んでいきたい」という思いが募ります。


原田マハさんの「翼をください」

原田マハさんの小説が好きです。特に、アート関係の小説と、史実から作った小説。「翼がほしい」と思っていたら、この小説に出会いました。

この「翼をください」は、アメリカ人女性飛行士アメリア・エアハルトと、日本の民間飛行機「ニッポン号」が世界初の世界一周飛行を成し遂げた快挙を関連づけた小説。

日本人魂と、勇気ある女性の行動が心に響く感動作です。


この小説を読んだ数日後、英国人智学協会の科学部門からのニュースレターが送られてきました。読んでいたら、なんとアメリア・エアハルトの名前が! (アメリアは人智学とは関係ありません)

アメリア・エアハルトは女性初で、大西洋単独横断飛行を達成しました。そのときイギリスで着陸したのが、なんと、息子たちの通うシュタイナー学校の横にある公園! 滑走路もないただの芝生の公園です。

なんなんでしょう、このシンクロ。


リチャード・バックの「ヒプノタイジング・マリア」

そして飛行機乗りといえばリチャード・バック。かもめのジョナサンを書いたひとです。彼は飛行機乗りで、小説も飛行機乗りの話をたくさん書いています。私は20代のころ、彼の作品をよく読んでいました。

「翼をください」から連想し、飛行機がらみで、久しぶりに彼の作品を読みたくなって「ヒプノタイジング・マリア」を読みました。


リチャード・バックはスピリチュアルというかニューエイジ系というか、精神世界を大切にする人。だから、小説も彼のその考えが表現されています。

ヒプノタイズ=催眠の意味です。催眠の効果、人生のなかでの催眠、暗示の影響などを物語の中で考えさせるストーリー展開。引き寄せの法則のこととかも話題になってきます。

面白くて参考になりました。やっぱり、リチャード・バック、好きだ〜。


わたし、翼もってる

こうやって「翼をください」「飛んでいきたい」の思いで、翼を追い求めていたある日・・・突然気づいたのです。

「私、翼もってる」って。

私はピアノを弾きます。私のピアノはドイツ老舗のベヒシュタインのグランドピアノです。グランドピアノってドイツ語で"flügel"といいます。フリューゲル。「翼」の意味です。グランドピアノ=flügel=翼ってことは前から知ってたのに、自分が翼を持ってるとは思ってなかった。

グランドピアノは重すぎて物理的に飛べない。でも、ピアノを弾いているときの私は自由です。心が浮き上がります。まさしく私の魂が飛んでいくための翼とも言えます。

「わたしの つばさ」見つけた。欲しくてたまらなかった翼を、私はもってた。気づいてなかっただけで。

気がついて嬉しくて泣きそうでした。


この一連のことは今年6月のできごと。たった2週間くらいの期間に起きたことでした。

翼を、ありがとう。


こんなこと、きっとたくさんあります。とても大切なことで、欲しいと熱望しているのに、もっていることに気づいていない・・・なんてことが。

幸せは自分の内にある。



初めましての皆さん。こちら自己紹介です。

これからもどうぞよろしくお願いします。



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