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早いもので、今週末、第1アドベントです。クリスマスを待つ期間。

アドベントが終わってから、クリスマスに入ります。クリスマスは、我が家は毎年、生のもみの木のクリスマスツリーを飾ってきました。

紅白の薔薇の生花と、蜜蝋ロウソクを灯し、シュタイナーのクリスマスシンボルをオーナメントに。生花の小さな花瓶も、ろうそく立ても、シンボルも、銅と真鍮製。美しい金色と、もみの木の深緑、薔薇の紅白。他の飾りはいっさいなし。

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正統派、シュタイナーのクリスマスツリーです。

でもずっと、素直に喜べない自分がいました。自分の背の高さくらいあるもみの木を、クリスマスだけのために使い、そのまま捨ててしまうことは、木がかわいそうで。

クリスマスツリーにするモミの木は、モミの木農場で育てられたもの。最初から、ツリーにするために、畑に植えられた木です。山の木を切ってしまうわけではないけれど、それにしても、なんだか納得いかなくて。

生のモミの木は、暖炉にくべても燃えない。木工に使うにも、いまいちな素材。クリスマスが終わったら、捨てるしかない。

ドイツ人で正統派のクリスマスを祝いたい夫は、作りモノの偽物のツリーは絶対許せないといいます。私も、プラスチックのものを家に置くのは嫌。

結局、3年前に、クリスマスツリーのないクリスマスを初めて過ごしました。オーナメントを窓際にぶらさげて飾り、キャンドルを部屋いっぱいに灯して。

あったものがなくなるのは、寂しい気はします。でも、心はあたたかかった。だから、去年も、今年も、ツリーなしのクリスマスにします。

納得できないものはいらない。
納得できないモノで、大切なクリスマスは祝えない。



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