ハラがふくれないくらいがちょうどいい
腹八分目が体にはいい。ちょっと物足りないな、くらいが、体の負担も少ない。ダイエットにもいい。
体だけじゃなくて、他のことにも言える。
たとえば、持ち物。多すぎると管理ができない。たくさんものがありすぎると、清潔に保つだけでも精一杯になる。少し少なめだと、こまめに磨くところまで手がまわる。
余裕ができると、気づきも多い。あ、ここが汚れてる。ここも綺麗にしたいな。ここを、置き方を変えたらもっと良くなるな。と。
余裕がないと、最低限のことで精一杯になって「改善」するっていう考えにまでいかない。
断捨離をして物を減らしたら、掃除がしやすくなって、そのことを実感した。
毎日の暮らしも、スケジュールがいっぱいすぎると充足感より疲労がたまる。効率も悪い。
仕事もそう。キャパいっぱいいっぱいだと「もっといい方法」を考えるところまでいかない。チャンスがやってきても掴む余裕もない。
子どもの教育にしてもそう。親としても教師としても、できればいっぱい教えていっぱい吸収して身につけてもらいたいとは思う。でも、相手のキャパを超えてまで教えたら、吸収できない。やる気もなくなる。余裕がないから、本当に興味をひくようなものが目の前に現れても、それさえも素通りしてしまう。
ハラが膨れないくらいがいい。
ハラ八分目で、ちょっと物足りないくらいがいい。
「もっと欲しい!」って思えるくらいがいい。
押し付けられたものはつまらなく見えるものだ。
「欲しい!」と思ったものを、掴み取る喜び、その吸収力、そこから得られる学びの濃さ。
私の仕事や人生を考えて、「どうやって腹八分目にするかな」・・・と考える今日この頃。
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