自分だけ老後はこないと思っていませんか
こんにちは。kayocoと申します。
中高年女性の自立を応援するnoteを投稿しています。
昨年のニュースになりますが、老後2,000万円問題をおぼえているでしょうか?
退職後30年間生きた場合、2,000万円の赤字になるというデータが、金融庁により公表されました。
😱せっかく毎月払ってるのに、足りないなんてどういうこと?
😱2,000万円も準備できない、どうしよう!
このように、多くの方が不安をうったえ、話題になりました。
ところが、実際にこのニュースを見て、具体的な行動を起こした人はどのくらいいるのでしょうか。
少なくとも、わたしのまわりには誰もいませんでした。
いきなり2,000万円足りないと言われても、ほとんどの人は何をどうすればいいか、分かりません。
目前にせまる老後にむけて何をすべきか、検証しながら考えてみましょう。
2,000万円問題の矛盾
そもそも、この老後2,000万円問題には、以下のような前提があります。
・夫65歳、妻60歳で、その後30年生きる
・ともに無職で、ほぼ公的年金だけで生活する
この条件のもと、
(収入の平均値)−(支出の平均値)
から算出しています。具体的には
180,958円 − 235,477円 = △5.5万円/月
△5.5万円 × 12ヶ月 × 30年 = △1,980万円
という、かなりざっくりとしたものです。
平均値から平均値を引く矛盾
🤔仮に平均値の18万円の収入だとして、支出も一律で平均値にするのはおかしくないですか?
🤔入ってくる収入があらかじめわかっていたら、普通はその範囲内でまかなえるように生活しますよね!
累計赤字2,000万円の矛盾
🤔毎月家計が赤字だとして、貯蓄がない無職の高齢夫婦はどうやってその分を捻出するのでしょうか。
🤔借金?子供からの援助?95歳まではたらく?現実味がありません!
🤔累計で2,000万円になる前に、いくらなんでも気づきますよね。
わたしたちができる対策
老後2,000万円問題の根拠はあいまいで、矛盾があるということがわかりました。
だからと言って安心してはいけません。
老後、お金があるに越したことはないのです。
自分たちにできる範囲で、収入を確保し、支出を見直して、老後資金をつくりましょう。
対策①収入を確保する
収入源の理想は、何歳になっても働き、収入を得ることです。
しかし、体力面などを考慮すると、ずっと働きつづけるのは無理があります。
そこで、今から投資をはじめることをおすすめします。
つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)からはじめてみてはいかがでしょうか。
対策②支出を見直す
前置きが長くなりましたが、実はここからが本題で、もっとも重要です。
中高年の世帯で、支出のおおきな割合を占めているのが、教育費です。
わたしは大学生の教育費の見直しを強くおすすめします。
大学生は、学費のほかに、生活費や遊興費がかかりますが、それは家計においては教育費にひとくくりにせず、分けて考えましょう。
大学生にはお金が「かかって」いるのではなく、親が「かけて」いるのです。
😵付き合いもあるし、大学生は遊びも勉強のうちでは?
😵大学生のうちに、海外留学などいろいろ経験するべき!
😵帰省費用くらい、出してあげたい…
なんて、思う気持ちもわからないでもないです。
しかし、言われるがまま、援助するだけでは子供のためになりません。
お金の使い道について自分で考えさせ、必要に応じて稼ぐ力を身につけさせましょう。
老後お金にこまらないためには、親子ともに自立することが重要だからです。
これらを意識するだけで、大幅な支出の見直しになります。
まとめ
老後2,000万円問題は、メディアであおられているほど深刻ではありませんが、対策が必要であるという部分に、間違いはありません。
万が一があったときのことばかりではなく、万が一がなかったときのことも、真剣に考えましょう。
長生きしてもしょうがない、と子供に散財するのは、あまりにも浅はかです。
自分だけ老後がこないと思っていませんか。そんなことはありません。
あなたの人生は、まだまだ終わらないのです。
子供に目先の感謝をもらうより、お互いの将来の準備を、今からはじめましょう。
サポートありがとうございます。これからもあなたの役に立つ記事を、わかりやすく投稿していきます。