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フリーランスのフォトグラファーになってみて思うこと

写真家のイマイデケイと申します。少しずつではありますが、noteも初めていきたいと思います。

最初なので簡単に自己紹介をします。僕は現在写真撮影を生業にしています。といっても最初から写真の専門学生だったわけではありません。

大学までは普通の4年生大学を(5年かけて)卒業し、その後は普通の会社で6年間サラリーマンをしていました。

サラリーマンの働き方に不満があったわけではなく、会社もかなりホワイト起業だったのですが、趣味として小さな頃からずっとやっていた写真に本腰入れて取り込んでみたくなり、会社を辞めて全く違う分野でゼロからスタートすることにしました。

写真については、小さな頃からずっと撮り続けてきていた為、体の一部と化していたので、「自分は周りの誰よりも自在に写真を撮れる」という(勝手な)自信だけはありました。

とはいえ、完全に別分野に転向したので給料のダウン率はとんでもありませんでした。というか最初はもう前年比0%(笑)

他業種なので前職から引き継げるクライアントはもちろん居ないし、実績もコネやツテもなかったのでそれはそうです。

僕は就職をする時に、30歳台半ばで年収1000万円に届くという条件で就活を行なっていました。

すごく現実的な想像力が働くところがあるので、

どの会社に入ったってそれなりに入社した数年はしんどいだろう、やりたい分野だと思って入社しての現実とのギャップにダメージを受けるだろう。それなら給与はちゃんと貰える会社に入ろう、という感じです。

ということで、サラリーマンの時は勤続年数の割にはそれなりに良い給料をいただいていました。そこから一気にゼロです(笑)

なんとか試行錯誤して、1年半から2年くらいかけて前職の給料水準まで持っていき、ありがたい事に多い月は月200万円くらい写真だけで頂けるようになりました。が、そこでコロナがどかーんと来て結構ダメージを受けたり紆余曲折があり(笑)

今も時々てんやわんやしたりもしますが、基本的には毎日楽しい日々を送っています。

フリーランスについて最近感じること

最近はフリーランスとして働く人が増えてきており、社会的にもフリーランスはいいぞ…という風潮があるように感じます。

SNSを見ていると「フリーのカメラマンになって自由に働こう」(とか「浜辺でMacBook触ってる頭の悪そうな広告」)をよく見かけるようになりました。

企業勤め・フリーランス、両方良いところはありますが、「フリーランス=自由」と捉えてどんどん推し進める風潮について、僕は非常に危ういと思っています。

というのは自由という言葉の意味をどう捉えるかによって、境遇が180度逆になるからです。

フリーランスになると、仕事の量を自分でコントロールできます。もちろんのんびり仕事をすることもできますが、クライアントへのレスポンスは早い方が案件も取れやすく信頼にも繋がりやすいので、やっぱり常に仕事をしてしまいます。

自ずと時間や曜日の感覚も消滅していきます(笑)

カメラマンに限った事ではりませんが、フリーランスで働き始めた殆どの人は、少なくとも仕事が安定するまでは24時間耐えず働いているような状態になるのではないでしょうか。

なので、「自由」という言葉の意味をどう捉えるかによって、フリーランスが自由か否か180度変わってきます。

① 自由=好きな仕事をしている時間
② 自由=仕事をしなくていい時間

どっちがあなたの感じる自由でしょうか?

僕はカメラ触っていられればそれで幸せみたいなところ節がだいぶあるので、①側の人間で、フリーランスになってから自由な時間がとても増えたと感じています。

例えばですが、

僕は写真家の傍らスタートアップカフェという独立支援施設で自分の体験談を伝えるようなことを行なっていました。そこでフリーランスの働き方に関する質問をよくいただいておりました。

実はそれが、この記事を書くきっかけになっているのですが、僕はこの記事を書いている時間=自由な時間だと思っています。

書くことで特にメリットがあるわけでもないので、僕が②の人だったらこんな記事書かずに寝てると思うんですが、少しでも多くの人に知って貰えることが楽しいから好きで書いています。

と、こんな風に、自由になれるかどうかはその人が何を自由だと思うかによって変わってくる、という感じです。

ちなみに、僕自信は小さい頃から(なぜか)変わっていると言われ続けていたので、たぶんは自分はどちらかというとマイノリティ側にいて、マジョリティの人たちとは楽しみ方がちょっとズレている…という自覚があります。

ですので、必ずしも僕みたいに自由になれたと感じる人ばかりではないのがフリーランスだと思います。

フリーランスになってよかったこ

もう一つ、フリーランス的な働き方をはじめてよかったと思うことですが、一緒に遊びたい友達が増えました。

会社員の時も気が合う同僚はもちろん居たのですが、殆どの人は会社が同じだからというタテマエがあるから一緒に行動をする、という関係性だったんだな、とフリーランスになってから気が付きました。

フリーランスになるとタテマエの無い付き合いになります。自分も相手もそれぞれ自分自身に対して実直に生きています。なので、この人めっちゃおもろいと思う人の数も、めっちゃ合わない、と思う人の数も会社員の頃に比べてぐっと増えました。

友達という繋がりに於いても、会社員の頃とより距離感が近くなったな、というのが嬉しい発見です。そしてこれは人生をより濃いものにしてくれるような気がしています。

noteに何を書こうかな

noteには何を書いていこうかまだちゃんと決めていませんが、

・カメラ関連のこと
・フリーランスってこういうところが楽しい(大変)だよなぁ
・最近特に大切だと感じている教育関係のこと
・ライフハックのこと
・愛犬のこと(笑)

などについて、書いて行けたらいいかな、と思っています。宜しくお願い致します。

もしこんなことについて聞いてみたい、といった内容があれば、できる範囲であればなんでも回答したいと思っているので、ご質問などいただければと思います。

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