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東南アジアの風景 (152) タイ|水上マーケットとミニ運河クルーズ

クローン・ラッドマヨム水上マーケットはバンコクの中心部から車で約1時間、タリンチャン区にある週末に開かれるマーケットです。


ここでは野菜や果物、お惣菜を船の上で売っている。観光客がイメージする水上マーケットそのまんま。もちろん普通の市場スタイルの販売所もあります。

運河には夥しい数の魚たち。10バーツの餌を買ってタンブン(徳を積むこと)します。エサのパンを撒くと川底からぶわーっと魚の群れが上がってくる。タイあるあるの風景です。

水上マーケットといえばボートクルーズ。市場を抜けて周辺の運河を巡ってくるというアトラクション的なもの。市場は休みの日に家族で訪れる行楽地のような役割をしています。

特に何かがあるというわけでもなく、ローカルな水辺をのんびり進みます。バンコク郊外の運河沿いに住む人達の日常を見る。見られる方は面倒臭いと思うかもしれませんね。

雑貨屋さん。お客さんは自宅の船を使って買い物に来る。タイには都市ガスはないのでプロパンガスボンベは生活必需品。

ここのクルーズのユニークなところは途中で手漕ぎ船に乗り換えて蓮の池へ行くこと。個人所有の池だと思いますがうまい商売を考えたものです。

お昼近い時刻だったので蓮の花は閉じていましたが、なかなか立派な花です。池はそれほど大きくはありません。付近の住宅も見えます。

船頭さんは家族で交代しているのかアルバイトで雇っているのか。無言でひたすら船をこいでくれています。聞こえるのは船を漕ぐ音と緩やかな水音だけ。

定員オーバーのような気もしますが、転覆したところで水の深さは大人の膝程度。ゆっくり、ゆっくり、10分程度で一周してきます。

遊歩道もあるようですね。暑いので誰もいませんけど。

戻ってきてからお買い物。野菜がびっくりするほど安い。ついつい買い込んでしまいます。

暑くてぐったりしてきたので休憩。市場内の小さなカフェでココナッツアイスクリーム。お水は無料です。が、この入れ物ソンクラーン(タイ正月)の時に聖水を入れるものではないか?
そして当時(2017年頃)までは飲み物には何でもストローが付いてきました。今(2022年)ではプラスチック製品は極力使わない、という意識が高まってきてプラスチックストローはほとんどなくなりつつあり、レモングラスの茎を利用したりしています。


船上八百屋のおばさま達はおしゃべりに夢中で商売気あまりなし。のんびりした1日を過ごしました。(2017年撮影)










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