![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74069760/rectangle_large_type_2_5e903261c01407c9bae31a0f71814795.jpeg?width=1200)
東南アジアの風景 (102) タイ|トラン|阿鼻叫喚の洞窟クルーズ
クラビの南にあるトラン県。ビーチやアイランドリゾートの県として名が知られていますが、内陸にも観光スポットがたくさん。その中でも最も強烈だったのが洞窟クルーズです。
カオ・コブ洞窟はトラン市内から北に車で約1時間。個人が所有する公園の一部だそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1647041241933-9cdkQQLGMC.jpg?width=1200)
黄金の鳥がお出迎え。
![](https://assets.st-note.com/img/1647041338918-oNiIDkFj5L.jpg?width=1200)
4人乗りの小型手漕ぎボートに乗船。オレンジシャツのスタッフさんが2人一緒に乗って漕いでくれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1647041442585-UXkIPigZjO.jpg?width=1200)
ルートの案内板。へー、結構大規模な鍾乳洞なのねー、とお気楽に見ていたがそんな生易しいものではないことを後で知ることになる。
![](https://assets.st-note.com/img/1647041534378-9kwAOpfnjD.jpg?width=1200)
ボートはゆっくりスタート。敷地内には洞窟の他に庭園やレストラン、カフェなどいろいろあるようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1647041680298-lPEDufDRhu.jpg?width=1200)
だんだんジャングルクルーズっぽくなってきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1647041798868-3zyOExxVsU.jpg?width=1200)
洞窟にはいります。いきなりアドベンチャー。「伏せろ」と言われて頭スレスレの小さな入口から入場。
![](https://assets.st-note.com/img/1647041937917-IVb1Q5ghzL.jpg?width=1200)
途中でボートを降りて鍾乳洞見学。素晴らしい鍾乳石が乱立。南タイは鍾乳洞の宝庫です。
![](https://assets.st-note.com/img/1647042159135-OW4vcqbCdB.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1647042189596-f6Dgvh0wSH.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1647042024931-UtKdg0xSIy.jpg?width=1200)
ところどころライトアップされています。赤にしない方がいいと思うんだけど。。。オーナーの趣味かな。
![](https://assets.st-note.com/img/1647042086591-lQZifwELS9.jpg?width=1200)
再びボートに乗ります。これで終わりかな、と思ったらここからがハイライト。
![](https://assets.st-note.com/img/1647042247257-N3nwFfceNo.jpg?width=1200)
今度は伏せるのではなく、仰向けに寝るように指示がスタッフさんからでました。もっと狭いところを通る?
![](https://assets.st-note.com/img/1647042320016-N5STdtC5jQ.jpg?width=1200)
突然、目の前に鍾乳石群。横になれと言われた意味が分かりました。尖った針のような鍾乳石が目と鼻の先を通りすぎる。ちょっとでも動いたらケガします。そしてこの状態がなかなか終わらない。
顔にも身体にも鍾乳石から落ちて来る水が容赦なくかかる。避けようにも全く動けない。あちこちで他のボートからの悲鳴が聞こえます。「左手が危ないからもっと下げて」とスタッフさんに言われたのであわてて位置を正す。これは同行の友人が通訳してくれたからわかったのであり、タイ語不可の自分ひとりでなくてほんとによかったわ。
この低い、狭い洞窟は「龍の腹」といわれ、龍に飲み込まれた疑似体験ができる、というのがウリだそうです。そんな体験したいですかね。
拷問状態は10分以上続きました。長かった。参りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1647043279678-s4xqBLoTWu.jpg?width=1200)
全身びしょ濡れで外に出てきたときはフラフラ。青空が眩しかった。あまりのショックにボート漕ぎのスタッフさんにチップを渡すのを忘れました。スミマセン。
このクルーズは天候によって催行が左右されますので必ず事前にご確認を。水位が上がっているときは運休。あたり前です。鍾乳石にガリガリ削られたくない。
(2014年撮影)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?