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東南アジアの風景 (203) タイ|バンコクでワット・アルンが見えるホテルは

ワット・アルンといえば「暁の寺」。三島由紀夫の小説を読んだ人も読んでいない人もバンコクに来れば必ずと言っていいほど訪れる超有名な寺院。

このお寺がある旧市街には大型高層ホテルがない。多くのリバーサイドホテルはここよりも下流に集中しています。

でもせっかくバンコクに来たら1泊でもワット・アルンを眺められるホテルに泊まりたい、そういう時のためのホテル滞在記です。

1.Sala Rattanakoshin (サラ・ラッタナコーシン)

泊まったのはホテルがオープンして間もない2013年6月。
当時ここター・ティアン界隈は干物市場とチープなお土産屋くらいしかありませんでした。
たった一軒、ワット・アルンが正面に見えるというアルン・レジデンスとそのルーフトップレストラン、「ザ・デッキ」が知られていて、毎日予約の争奪戦が繰り広げられておりました。

そこに突如オープンしたSalaホテル。これは週末の非日常空間としては価値がたかいのでは、と早速予約。
チャオプラヤー川をボートで移動して出かけました。(当時地下鉄はまだない)
スルメの匂いがプンプンの干物市場を抜けて到着。

あらま、お洒落。周辺のどローカルな雰囲気とは隔離された異空間。

瓶のなかのお菓子は無料

そして窓の外にはどーんとワット・アルンのお姿。2017年の大修復工事の前なのですすけた感じですが、これも重厚感があってよかったです。

古い建物を使っているため部屋は広くないし、それなりの不自由さはあれど、窓からの眺めがすべてを帳消しにする。

日がおちるにつれ、刻々と変わっていく様相を飽きずにながめてすごしました。

ここに来たらルーフトップバーもおすすめです。ワット・アルンと川はもちろん、反対側のワット・ポー、王宮のライトアップもばっちり見えて素晴らしい。

朝食もリバーサイド。朝のワット・アルンと一緒に。

このホテル、瞬く間に大人気になりました。その後この界隈はすごいスピードで開発が進みホテルもレストランもカフェもたくさんできています。
幸いなことに懐かしい干物市場も一部残っています。

2.Riva Arun リヴァ・アルン

2021年2月に宿泊。入国規制が続いて海外からの観光客の姿もなく 異様に静かな旧市街。

トゥクトゥクも暇そう。角のカフェは閉まっています。

そんな中でも健気に営業中。頑張ってくれ。

部屋はSalaとよく似ています。狭い空間を最大限使うデザイン。

これです、この眺め。修復後のワット・アルンは白く輝いています。

いろんなことで疲弊していたのでゴロゴロして過ごしました。

この日は快晴。夕日がワット・アルンに沈んでいきます。
下には有名レストラン。タイ人のビジネスマンたちが宴会していました。


感動的な眺めでした。思わず「日はまた昇る」とつぶやいてしまう。

このまま寝落ち、という幸せ。

朝食はルーフトップで。

今回は地下鉄を利用。ミュージアム・サイアムの前の入り口から。
バンコクもここ数年で交通網がかなり充実。便利になりました。

ピカピカの地下鉄駅構内。王宮の近くの駅、ということで凝った内装になっています。開設時には写真を撮りに来るタイの人たちで賑わいました。
旧市街のホテルは部屋も狭いし、プールもスパもありません。それでも泊まる価値は高い。大型ホテルと組み合わせて滞在するのもいいでしょうね。

その他、ワット・アルンが見えるこんなところにも泊まりました。

#旅のフォトアルバム





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