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東南アジアの風景 (142) ミャンマー|インレー湖と水上コテージ

ミャンマー北部のインレー湖はミャンマーきっての湖水リゾートです。道のりはそう簡単ではなく、手強いミャンマーの国内線を乗り継ぎヘーホー空港まで行き、そこから車で山を越えてニャウンシェの町へ。そして船に乗り換えて湖に出ます。

2017年1月。マンダレーからインレー湖へ向かうべく、夜明け前にマンダレー空港へ向かいました。
空港でチェックインをして搭乗券を見ると。。。あれ?バガン経由になっている。「直行便のはずだけど。座席番号が空欄だけど。」とカウンターのスタッフに問いただすと「今日はバガン経由になりました。席は自由なので好きなところに座ってください。」
なんと!飛行機なのにそんなのあり? これではまるで路線バスではないか。
文句を言っても仕方がない。飛行時間1時間ちょっとで到着のはずが、3時間もかかってヘーホー空港へ到着しました。

あらためて見ると心細い機体。帰りも無事に飛んでね。


2時間遅れで遺跡観光してインレー湖のホテルに向かいます。町中の運河からモーターボート。

細長いボートは縦に一列の座席。そしてひざ掛けが付いています。

橋の上から手を振ってくれる人達。仕事帰りなのかな。

船は運河をでると突然猛ダッシュ。凄いスピードで走り始めました。何故ひざ掛けが用意されていたのか理解。強風にあおられるので寒い!日没間近なのでさらに気温が下がってきています。
吹っ飛ばされそうなので船のヘリにしがみつく。夕焼けを眺める余裕もなし。

ホテルに到着したころには日はとっぷり暮れて真っ暗。

思っていたより設備の整ったホテルです。慌ただしく夕食をたべて冷え切った身体を熱いシャワーで癒しました。お湯がしっかり出た、というのも点数が高い。

翌朝、明るくなってきたので窓の外を見ると。。。わー、素敵。幻想的な景色が広がっていました。

いい感じのホテルではないですか。簡素なバンガローをイメージしていたので嬉しい驚き。と、共にがっかり。今日は朝早くチェックアウトなのです。こんないいホテルならもう一泊したかった。飛行機での2時間ロスがうらめしい。東南アジアでは交通機関の遅延等を想定した日程で旅をするべきなのです。わかっちゃいるけど休みが足りない。

このテラスでゆっくりしたかった。。。またまた慌ただしく朝ごはんを済ませて出発。遠路はるばる来たのに。後ろ髪をひかれるとはこのことです。

今度は昇る朝日を見ながら突風ボートで進む。昨日よりは寒くなくて周りを見る余裕もでてきました。綺麗な湖だなぁ。

漁をするボートに水鳥が群がっています。

絵になる風景。ゆっくり見ていたいけど新幹線の車窓の如きスピードで過ぎ去っていきました。

ニャウンシェの町に戻ってきました。 再び山越えて空港へ。またまた悩ましい国内線で忍耐との勝負です。

今回ニャウンシェに来たのはカックー遺跡見学のため。それでインレー湖に宿泊としたのです。

しかし、インレー湖は単なる中継地にするには本当に惜しいところでした。必ず帰って来ようと心に誓うも再訪できぬままクーデターになるとは。お世話になったガイドさんやホテルの人達は今頃どうしているのか。早くこの頃の平和なミャンマーに戻ることを祈っています。(2017年撮影)
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