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東南アジアの風景 (95) タイ|メークロンの線路市場

線路に沿ってびっしり市が立ち、電車が通るときだけ売り場をたたみギリギリのところを電車が通過する。日本では(他の多くの国でも)ありえない風景を体験できるメークロン市場。驚きの瞬間を見ようと大勢の観光客が訪れます。

ここを世に知らしめたのはTV番組、「世界の車窓から」。バンコクに赴任したら行ってみたかった場所のひとつでした。まだ右も左もよくわかっていなかった2012年、現地ツアーに乗ってワクワクで出かけたのです。

https://goo.gl/maps/u37KEJ7v2J6hhEtt7

メークロン市場はバンコクの西、サムット・ソンクラン県にあります。バンコクから車で2時間くらいで到着します。

メークロン駅。繁華街にあり、シンプルな駅舎の周りには商店街があって車も人も多い。

駅の中にも市場のようなお店がたくさん。日用品からお土産品まで。電車に乗る人より買い物客の方が多いような。

食堂もあり。電車がくるまでここで腹ごしらえします。

線路市場は駅舎から道を挟んで反対側。ほんとうに線路の上に位置が出ています。いいのか?と思ってしまうけれどここはタイ。これでいいのだ。

市場は普通に賑わっています。何でも安い!つい買いたくなる衝動をおさえつつウロウロ歩く。

カエルの丸焼きでーす。

メークロン駅に電車が到着するのは一日3回。つまり、見学のチャンスは3回しかありません。到着時刻が近づくとどんどん人が集まってきます。そろそろ場所取りをしないと。

踏切の遮断機がおりてきた。駅員さんが警笛を鳴らす。もうすぐ電車がきますね。

線路上の店がスルスルと後ろに下がります。台にはキャスターが付いていました。ほほぅ。こんな仕組みになっているんですね。

スタンバイOK。お店のお姉さんが「危ないからさがって」と注意してくれます。間もなく電車がゆっくり入ってきました。

圧倒されました。凄いねー。と周りにいる居合わせた人達とガッツポーズ。

そして、ここから折り返しの電車に乗って電車内から線路市場を見学します。

ノスタルジックな車内。ツアー参加者さん達と前方と後方に分かれます。我々は前方に行くことにしました。

運転手さん。「ここから写真撮っていいよ。」と言ってくださる。

面白かったなぁ。市場を過ぎるとすぐにのどかな田園風景。

電車とはここでお別れ

電車は2駅目で下車。迎えにきてくれた車にのってバンコクにもどりました。このまま電車で自力で戻ろうとすると終点から船に乗り換えて別の電車に乗らねばならず、時間もエネルギーも使います。ツアーを利用するといいとこ取りができていいですね。(2012年撮影)

#旅のフォトアルバム


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