東南アジアの風景 (75) マレーシア|パンコール・ラウ 一島一リゾートの先駆者
パンコール・ラウ・リゾートは島全体がひとつのリゾートホテル。2022年の現在では、そんなの珍しくもない、と言えますがここは30年以上前から日本でも結構名の知れた東南アジアにおける大人のリゾートでした。
パンコールの本島には息子たちが小さかった頃一度行ったことがありました。泊まったのは家族向けの大型ホテル。地図上ではすぐ脇にあるパンコール・ラウ島は悪ガキ連れなど出禁、高値の花、別世界だったのです。
2012年4月。バンコクに赴任して最初のタイ正月休暇。クアラルンプール勤務の同僚から同ホテルにお得なキャンペーン料金で予約が取れそうだから一緒に行かないかとお誘いあり。そうだ、今なら行けるのだ!と勇んでクアラ行きの飛行機を予約したのでした。
クアラルンプールから港のあるルムツまで同僚の車で向かい、専用ラウンジへ。キャンペーン料金が出るくらいなので時はローシーズン。雨でもやむ無しと覚悟してきましたが、今のところお天気はまずまず。
ホテルのスピードボートでラウ島へ。
すぐに桟橋がみえてきました。
この感じ、気分が高揚してきます。
同僚が笑いながら「予約の時に1泊で、と言ったら驚かれた。」と言う。そうでしょう、そうでしょう。
客室はすべてコテージスタイル。
リゾート内をぶらぶら歩く。
ホーンビルのカップル発見。
この島を有名にしているのがエメラルド・ビーチ。世界の美しいビーチ100選になったこともあり。宿泊者しか立ち入ることができません。ただ、サンゴ礁の透明な海ではなくもっぱら景観を楽しむところです。
長期滞在の欧米人ツーリストの方々。
山盛りシーフードで乾杯。夕食時、激しいスコールと雷で一時停電。キャンドルライトでムーディーなお食事となりました。電気はすぐに復活。さすが高級ホテルです。
翌日は朝からスパ。たまにはこういう贅沢は必要。また仕事頑張ろう、という気になりますもの。
チェックアウトの時、ロビーにいたロシア人のご婦人が「Horrible!」と言うのでどうしたのかと尋ねたら、「またうちに帰らなければならないのがつらい。」2週間も居たんだからいいでしょ!と突っ込みたかったが1泊しかしない我らの方がここでは異常なのでした。
ルムツからまた車でクアラルンプールへ。道中ずっと激しい雨。リゾート滞在中快晴のお天気だったのはすごくラッキーだったことを知る。あまりにも短い休暇に神様が憐れんでくれたのかも。(2012年撮影)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?