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東南アジアの風景 (137) タイ|王都ランプーンでモン族の寺巡り

チェンマイで栄えたのはランナー王朝。それ以前にはタイ北部には少数民族の小国がたくさんありました。そのひとつがモン族ハリプンチャイ王朝。
ランプーンはその王都として栄えた地です。

2020年11月。県外移動が緩和されてすぐに出かけたチェンマイ。ずっと行きたかったランプーンへ。チェンマイからソンテウ(乗り合いトラック)で1時間。乾季に入ったとはいえ、暑い。ソンテウトラックの荷台は屋根はあるものの熱風にさらされる道中はなかなかシンドイ。冷房キンキンのタクシーにすればよかったとぼんやり考えていたら危うく下車ポイントを過ぎてしまいそうになりました。


早速クールダウンしたくて目の前にあったカフェに飛び込む。オレンジソーダで生き返りました。田舎町と思っていたら何とお洒落なカフェ。

さてさて見学開始。
ワット・プラチャオ・トン・ルアンはランプーンで最も由緒ある大きな寺院。お参りすると不運から守ってくれるということです。

立派なご本尊。不運続きの我社と自分にも運気があがるようにしっかりお参りしなければ。

これまた立派な仏足跡。

広い敷地に様々なお堂や鐘楼があります。とにかくひたすら運気アップをお祈り。

お寺の向かいにはOTOPセンターが。OTOP(オートップ)とは、タイ政府がすすめる「一村一品運動」プロジェクトに基づく各地元の名産品。OTOPの商標は間違いなくタイ製品であるという証です。

結構大きい。このころはタイも鎖国中なので人が少なくて寂しいですね。

ランプーンはラムヤイの産地。ロウガン(龍眼)ともロンコーンとも言われる木の実で果実は白くて甘く、ライチに似ています。
ランプーン名物がラムヤイの麺。ラーメンに甘い木の実?それあり?と
疑いつつ人気の食堂へ。あらら、大混雑。人気あるんですね。

お店のおばちゃんに「まー、日本人。久しぶりにみたよ」と言われました。私だってもっと早く来たかったのよ。
確かに麺の中にラムヤイの実が入ってます。美味しいじゃない!ラムヤイはともかくホロホロのチキンが抜群。

ほとんどのお寺、旧跡は徒歩で行けますが、もうひとつ行きたいところがちょっと町はずれ。歩けないことはないけれど炎天下。途中で遭難しそう。
しかし、どうしても見たいので、たまたま道端にいたバイタクのおじさんに地図を見せて送り迎えしてもらうことに。
ところが乗ってみたらバイクがかなりの年代物。走っている間にバラバラになるのではと思うくらいガタピシ。到着するまでヒヤヒヤでした。

そうまでして行きたかったのはワット・クードット。インドの仏教の聖地ブッダガヤのチェディに似た正方形の仏塔の周りに60の仏像が納められています。8世紀のチャマ・ティー・ウィー王妃の遺骨が祀られています。
来てよかった。素晴らしい。

本堂にはエメラルド仏陀がおりました。またガタガタのバイクに乗りバス停へ。帰りは運よく乗り合いバン到着。満席だったけれど冷房付き。ありがたや。今度は30分でチェンマイに帰り着きました。
(2020年撮影)


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