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私の愛した映画 『君と歩く世界』

本能で生きる粗暴で野獣のような男アリと事故で足を失ったシャチの調教師ステファニーの恋愛ストーリー。
貧困と絶望、欲望と憤りを抱えた二人の出逢いと再生再起のドキュメンタリーを見ているような映画です。

世界のイケメンランキング入りのアリ役マティアス・スーナールツがはまり役です。
この役のために肉体改造して、だいぶぼってりした顔と体になっています、本来の彼はこちらをどうぞ。↓↓↓↓

映画『レッド・スパロウ』ではクールな悪役、
プーチンに激似、でも男前♡

アリのような性質を多くの男性は皆少し共感する所があるのでは?と言ったら世の男性方に反激されそうな位アリの野獣っぷりは突き抜け過ぎてます。他の俳優さんが演じたらきっと好きになれないキャラクターかも。
息子やステファニーに対するアリの愛情は深過ぎて純粋過ぎて不器用すぎて逆に憤りを感じますが、それでもアリをどうしても愛してしまう家族やステファニーに、なんだかすごーく共感してしまうのです。ダメ男を好きになる女性の心理とはちょっと違う。

アリの息子役の僕が可愛い♡

ステファニーの喪失感やアリのダメ男っぷりの描写がリアルで生々しく前半は陰鬱で重いですがマリオン・コティヤールの演技と美貌で全てが絵になる美しさです。映画の中では病んでしまったすっぴんの暗~いステファニーを演じていてもやっぱり美しいのです。

私の大好きな女優さん。
日本公開されてる映画は全部見たと思います

ステファニーも実はアリと同じ本能のまま生きる純粋過ぎて不器用な女性、美人で男には強気で、事故の前はどこか"やさぐれている"ステファニー。アリにしか彼女を救う事は出来なかったし、アリの人生を救う事ができたのもまたステファニーなのでした。


二人の演技はもちろん、アリの息子や姉や友人の脇役俳優さんのリアルな名演も泣けます。
自分の拳で子供を救うシーン、シャチとのシーン、何度も胸がギューっとなって心筋梗塞一歩手前でした。

監督はパルムドールを受賞したジャック・オーディアール(この映画も色んな賞を取ってノミネートされています)。

マリオン可愛い♡僕可愛い♡
監督さんデレデレ♡

この映画の原題は和訳すると『錆びと骨』映画を見れば原題の方がしっくりくると思います。

ベルギーとの合作ですがフランス映画独特の空気感と音と光もたまらなく好きな"私の愛する映画"です。



気に入った食べ物は飽きるまで毎日食べ続けるタイプの私は映画も同じ、飽きるまで何度も見てしまいます。
脇役でも気になる俳優さんがいると徹底的に調べて、出演している映画を全部見るタイプです。

私の周りには映画は1度しか見ない人も結構いて逆にビックリしました。私よりもっと強者はいると思いますけど、皆様はどっちタイプ?

この映画も2013年日本公開されてからアマプラで配信されて計5~6回は見たかな。
この映画でマティアス・スーナールツを知って日本公開された映画もストーカーのように全部見ました『レッド・スパロウ』も何度見たことか、、この映画も語り出したら止まらなくなるのでまた今度。

そうそう💦
ちょっと刺激的な場面が多いのでファミリーで見ると気まずいのでご注意で~す♡

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