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音楽の力は色んな事を教えてくれる

ボクは音楽を聴くのが好きだ。

ボクと同世代の人たちは多くの人がそうであるかもしれないが父親や母親が聴いていた曲(当時は安全地帯とか五輪真弓、中村雅俊だったか)から入り、当時はテレビの音楽番組がたくさんあったのでそこから流れてくる曲はボクの好きな曲の幅を拡げてくれた。


だからなのか元々持っていたものなのかは分からないがボクには昔からこだわりというものが無く、ジャンル問わず流行りの歌を聴いていた。ただそれが少しコンプレックスでもあった。

青春時代、ボクは男子校であった。まわりのカッコいい野郎どもはあまりメジャーでないロックや洋楽を聴いていた。そこに羨ましさを少し感じ、こだわってる感じが自分の色を持っているようで羨ましかった。「好きな曲何?」と聞かれてすぐに応えられる彼らと具体的な一人が出てこない自分との間に大きな壁があるような気がした。それがコンプレックスだった。

もちろんボクもロックや洋楽を聴いてみたがそれほどハマることも無く、あまり受けつけなかった。やっぱりその後も聴くものは流行歌だった。

その傾向は最近まで続いた。

この歳になっても結構流行の曲を聴いていた。音楽好きの長女とは好きな曲で話の共通点となっていた。

強烈な好きが無い自分も今となればこうやって娘と共通の話題が出来る。音楽の力を知った。


一年ほど前かボクは自分のビジネスの中で悩んでいることがあった。あまり自分の中には無い事であるが考え込むというより悩む。こうなると解決法を考えるわけじゃないからドンドン負の方向へ入ってしまう。

この時に少し音楽が邪魔に感じた。

街中で、家の中で流れてくる音楽が少し煩わしくなった。

音楽が心を癒してくれるのでは無く、心に余裕があるから音楽を楽しみたくなる。そんな側面もあるんだと40年生きてきて初めて気づいた。

新たな自分の側面を知る事でまた音楽の力を知った。


最近はサブスクなるものが登場しボクも利用するようになった。気軽に音楽に触れ合えるこの環境には本当に感謝しかない。

昨日も「音楽の日」という歌番組があり、途中からではあるが見た。最近の流行はもちろん、少し前の曲、ボクの青春時代のカバーなど色々と楽しませてもらった。いいなと思う曲はすぐにサブスクでダウンロードしてその場ですぐに聴く事ができる。ホント恵まれた時代だ。

ただ最近は気づくとダウンロードするのは青春時代に聴いた昔の曲ばかり。音楽は一瞬でたくさんの思い出を呼び起こし、青春時代のあの頃にタイムスリップさせてくれる。また音楽の力を知った。


最近、流す曲を娘に聴かれると「古い知らん歌ばっかりやで。昭和かよ!」とツッコまれる。思ってる以上に自分がオジサンになってきたんだなと再確認させてくれる。それも音楽の力なんだろう。


音楽の力は素晴らしい…

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