おふとん

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内科医。趣味で主に映画や漫画に関する投稿。 映画感想はfilmarksがメイン https://filmarks.com/users/kaya424

最近の記事

「タコピーの原罪」の「原罪」って結局何だったの?

※「タコピーの原罪」最終回までのネタバレありです 「タコピーの原罪」が完結した  連載当初から「タコピーの原罪」はSNSを中心に話題になっていたが、「原罪」の意味については結局物語が完結しても良くわからなかった。 そもそも原罪とは宗教用語である。 「タコピーの罪」ではなく、わざわざ「タコピーの原罪」としたことには意味があるはずだ。 宗教的に言えば、タコピーママ=神、ハッピー星=エデンの園、タコピー=アダムもしくはイブということになる。 よくタコピー=キリストという解釈

    • 「タコピーの原罪」はキュートアグレッションなのか?

      「タコピーの原罪」とは「タコピーの原罪」とは現在少年ジャンプ+で連載中の漫画作品で、この記事を書いている段階で7話まで公開されています。 「無垢で残酷な小学生ドラマ」というキャッチコピーの通り、1話から衝撃的な展開の連続で、連載当初からネットでは話題になっていました。 「タコピーの原罪」の詳細な内容については他のレビューでも様々紹介されていますので、ここでは「タコピーの原罪」がなぜ人々を惹きつけるのか、ちょっと考察してみようと思います。 7話までのネタバレを含みますのでご

      • マトリックスレザレクションズの感想 飲んだのは青いピルか赤いピルか

        filmarksではボロクソ書いてしまいましたが、鑑賞後一晩明けて少し冷静になってきたので、頭の中を整理しようと思います。 以下ネタバレありです。 公開時から、賛否両論になるだろうと言われていた作品なので、自分はどっちになるだろうと戦々恐々だったが、案の定今作は受け入れ難い作品だった。 映画としてあまりにアラが多いし、よくわからない。 がっかりしてレビューには低い評価をつけてしまった。 だが、何となくもやもやしたものがずっと頭の中に残っていて、ダメな続編として切り捨ててし

        • 「ゴジラVSコング」怪獣プロレスは良かったが…

          戦闘描写は素晴らしかったが・・・ゴジラVSコングを見終わったあとの感情は複雑だった。 ゴジラとコングのアツい戦いは本当に素晴らしかったし、観客が見たかったであろう純粋なる怪獣プロレスの体現という意味では、これ以上無いほどに期待に応えた形になったであろうことは明白だった。 しかし一方でこれで良かったのだろうか?という疑念も完全には拭えないのである。 それはハリウッド版ゴジラを初めて見て、キングオブモンスターズを見て、ずっと抱えてきた感覚だ。 もちろん今更CGより着ぐるみ

        「タコピーの原罪」の「原罪」って結局何だったの?

          怪獣映画と名画座

          物心ついたときには怪獣が好きだった。 ウルトラマンシリーズの怪獣図鑑に載ってる怪獣は全て暗記していたし、オリジナルの怪獣を作って図鑑を作ったりしていた。 はじめて見たゴジラ作品はもう覚えていないが、確かあの頃はレンタルビデオ店が近くにあって、親に連れて行かれてウルトラマンのビデオを借りてよく見ていた。 ウルトラマンのビデオコーナーのすぐ隣には特撮繋がりでゴジラ作品がずらりと並んでいた。 当時は平成ゴジラ全盛期の時代だった。 今となっては考えられないが毎年のようにゴジラ作品が上

          怪獣映画と名画座