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ドイツでアイデンティティが削られていく理由

今日、「鬼滅の刃ワールドツアー:柱稽古編」を大きい息子と観てきました!
楽しかったー!ねづこちゃんのところ、号泣したし。

レイティングは十六歳でしたので、まあ、高校生くらいがうじゃうじゃいるのかなと思いきや、結構大人がいて、隣に座った二人組のお兄さんはすごくマッチョで、「あー、こういう人も鬼滅見るんだあ」って意外でした。
とにかく鬼滅が人気で嬉しい。

鬼滅が面白かったのはもちろん、また、2時間日本語のシャワーを浴びて、すごく元気になりましたよ。

というのも、数日前にYoutubeのおすすめで、「言葉は音波」というテーマの動画を見たのですが、その内容で日本語のもつ癒しの力を期待していたので。
動画で取り上げていたのは、以下のようなことです。

  • 「ありがとう」の響きは癒し

  • 遺伝子には、ご先祖様の記憶も記憶されている

  • なので、ご先祖様の名前を口にすると、ご先祖様の得意としてたことが自分の能力となって発揮される

  • 和製英語は脳には馴染みのない音なので、理解が浅い(反応が悪い)

私はドイツに20年近く住んでいます。
ドイツ語も、生活に支障なく、子供の学校の父兄会や面談も一人で対応できるレベルです。
ですので、この動画を見るまでは全然気づかなかったのですが、ふと思えば、ドイツ語理解できないの、超納得!!!!!!!!!

いや、理解はできるんだけど、やっぱり記号として理解してるというか、一つの文は、単語一つ一つの複合体なんだっていう認識でしかない。
細胞レベルで、遺伝子レベルでは結局「異物」という扱い。

例えば、今日は鬼滅の映画を観ていて、ねづこちゃんがたんじろーに
「おはよ…」というシーン。(号泣)
ドイツ語の字幕がついていたので、もちろん読みます。
でも、やっぱり
「おはよ」は「おはよ」なんです。
「グーテンモーゲン」じゃないんです。私には。
グーテンモーゲンの意味はわかります。
でも、「おはよ」は、兄たんじろーにかけられた単なる言葉ではなくて、これまでご先祖様が、私が生まれてから、家族に、友達に、近所の人に、職場の人に、言って、言われてきた音の響きなのです。

ドイツ語は、私にとっては体に染みついた生活習慣の一つ、という位置付けとも言えるでしょう。
だって、疲れている時とか、ドイツ語聞きたくなくないですか?
Rの音を意識して会話とかしたくなくないですか?
Youtubeで、ヒカキン見てる方が良くないですか?(好きか嫌いは別として)
友達と、親と電話して「だよねー、だよねー」って言ってるだけで、ほっとしませんか?

あと、海外に長年住んだ日本人って、やっぱりどこか日本人離れしている感じしますよね。(自分含め)
もちろん、その土地の文化に感化されたというのもあると思いますが、やはり言葉の音波の洗脳って大きいと思うんです。
自分が喋る言葉が、ドイツ語であったら、その音を操る人たちに似てくるんじゃないかと思うんですよ。
(関西人の友達と話すと、にわか関西弁が移ってしまうように。関西弁を話し始めると、何か面白いこと言わな、という気になりませんか?ちょっと違う自分になりませんか?)

さらに、今、DNAデータストレージの研究が盛んですよね。
ご先祖様を大切にしよう、っていうことはつまりご先祖様を思い出すことで、DNAに記録された彼らのスキルを今の自分にアップロードするという意味もあるかもしれません。

さて、以前、イギリス人に、私の喋る英語がドイツ語アクセントがある。と指摘されてショックを受けたことを自分のnoteで書きました。
私の日本語アクセントは一体どこに!?と。

この疑問も、くだんの動画を見て即解決。
ドイツ語音波の洗脳です。
私の遺伝子にだんだん染み込んできているんです。結果、日本語アクセントがドイツ語アクセントに侵食されたわけです。

こうして、私のアイデンティティは、日々削られていると言っても過言ではないのでしょう。

結論 : 日本のご家族や、日本人のお友達と一週間に一度くらい2時間ほどたっぷりとお話しすることで、精神上の健康を保てると思います。



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