初心者のための花のスナップ写真
4月が過ぎ、5月になり、ガーデニングの薔薇がいっせいに咲き始めました。
僕の小さな小さな箱庭で育つ薔薇も色とりどりに咲いています。
朝積みの薔薇を花瓶に飾ってテーブルやデスクの上に飾るのも良いですが、僕は摘み取らずに、ターシャお婆ちゃんの庭のような雰囲気を楽しんでいます。
都会のマンションの、小さな小さな箱庭です。
難しい事はあまり考えずに、ただ、シャッターを押して、今この瞬間咲き誇っている薔薇たちを残しておきたいという想いで、写真を撮ります。
スマホでも簡単に撮れますけど、やっぱりちゃんと残しておきたいなって思いながら撮るのです。
繰り返しになりますけど、難しいことは考えていません。
ただそれだけです。
でも、ちょっと初心者の方に一個だけお薦めした機能をご紹介しますね。
ニューイマジンと言う品種の薔薇です。僕が好きな薔薇のひとつです。
これ最初に撮った時はこんな感じでした。
まぁまぁこれでもいいんですけど、ちょっと明るすぎるかなと思いました。
あと、もう少し、薔薇の花弁全体にピントが来ると良いなって思いました。
そこで変更したのは露出補正と絞りです。
露出補正は、カメラ任せのオート撮影で基準の明るさを自分好みに明るくしたり暗くしたり出来る便利機能です。
ニューイマジンは独特の赤と白のマダラ模様独特のコントラストを持った品種で、その赤をもっと濃く写したいと思いました。特にこの画面は背景に暗い壁があり、その壁をカメラは明るく写そうとしています。天気が良いので太陽光が葉のカーブに反射したりして画面全体のコントラスト、明暗の差が大きいのも災いしているかもしれません。
測光モードと呼ばれる明るさを検知する機能設定はデフォルトのマルチパターン測光で、画面全体から明るさのアベレージをカメラ側が判断するお任せモードになっています。
露出補正をプラス側やマイナス側に変更する事で簡単にオートの基準を少し明るめにしたり暗めにしたりする事が出来ます。
露出補正を-2.0に設定し直して撮影し直したものが②の写真になります。
もう少し花びら全体にピントがあると良いかなと思って、絞りをf8に変更しました。
絞りを変更する事で何がどうなるのか、被写界深度に関するお話は、また今度にしたいと思います。
カメラ任せのスナップ撮影でも、ちょっとひと工夫するだけで、仕上がりが全然違ってきますね。
露出補正機能、是非お散歩スナップで試してみてください。
最後になりますけど、僕のスナップ撮影時のカメラ設定は大体こんな感じです。
撮影モードはプログラムオートではなく、マニュアル撮影モードでシャッタースピードと絞りをほぼ固定しています。その代わり、ISO感度設定を、上限設定ISO1600〜ISO3200に固定した自動感度設定にしています。
測光モードはマルチパターン測光。
ホワイトバランスは自然光オート、0,B0.50,0(※Nikonカメラはややアンバー気味に転びやすいので少しだけ青みを足す設定にカスタムしています。)
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