見出し画像

海外移住 | こういうの待ってましたっ!

こんにちは。私の転職を期に、家族とヨーロッパ移住したKayです。

今までの自身の記事を見返していて、だいぶ苦労話が多いな、と我ながら感じたのですが(実際そうで、今も税務署と闘争中)、もちろん、その時々の幸せも噛みしめながら日々過ごしています。

例えば、今が旬の白アスパラを好きなだけ食べられたり(500gの束で6〜8EURほど)

あさイチの空気が気持ち良すぎて、ついにベランダで花に水やりしたり、野菜やハーブを育てるのが、日々の楽しみになってたり

小春日和の週末に、近所のカフェのテラスで、家族とジェラートを食べたり

可愛らしい近所の小道を子どもと散歩していると、教会の鐘の音が爽やかに響き渡っていたり

ついにフォルクスオパーでオペラ鑑賞できたり(やっぱりウィーンの初オペラはモーツァルトでしょう!と『魔笛』をセレクト。幸せすぎて涙…)、

でも、やっぱり嬉しいのは、ものすごい自然な形で現地コミュニティに馴染んでいる時です。

例えば、

息子の今1番仲の良い友人はイタリア人。週末に家族で自宅に遊びに行ったとき、一緒にピザを作りました。

彼らにとっては週末の通常ルーティン。でもその中にしれっと紛れて、ちゃっかり本物のマルガリータを作って、副菜に塩とオリーブオイルだけでシンプルに味付けした、ズッキーニの炒め物を頂いたり。

それがなんとも美味で。

こどもたちよ、きみたちは今すごい経験をしているのだよ、と心から伝えたい。

おかげでピザや、パスタ、そしてパルミジャーノレッジャーノが、友人の母国イタリアの食べ物だってことを5歳の息子は自然と覚えました。

そして、息子友人のパパが、Mamma mia! とイタリア語で言うのを聞いて、息子が「That's Super Mario!(それスーパーマリオじゃん!)」とツッコミ、みんなで爆笑したり。

なんとも平和で可愛らしいやりとり…

他にも

仕事終わりで、まだまだ明るい午後5時半。子どもと帰宅し、夫が夕食の準備をしているときに、住民用の中庭で、近所の子どもたちが遊んでいるので、ジョインすることに。

食事ができるまでの30分。

よく見ると、他の住民たちも出てきて、庭で白ワインを楽しそうに飲んでいました。

そういう景色を見ているだけでも、心が明るくなるのですが、にこやかにお互い挨拶をして、子どもを遊ばせていると、

「良かったらKayも飲むー?」

と、嬉しいお誘いが。

ドイツ語と日本語で乾杯!をして、冷えた白ワインをすっと一口。極上の味でした。

こんな気持ち良い晴れの日のワインは格別だね!

ワインはどんなときでも美味いよ!わはは

みたいな、他愛のない会話。

そしてしばらくすると、ご飯できたよー、と、夫がベランダから呼んでくれる。

この多幸感。

私が、待ってたの、まさにこういうの。

役場などを相手に苦情書やら異議申し立てやらを書かなきゃいけない日々が続いていて、戦い続けていますが、オーストリアの良いところもしっかり感じていたい。

どうか、こんな穏やかな日常が続きますように…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?