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【アメリカ・学校ボランティア日記 Vol.6】小学校の雑用ボランティア

こんにちは。アメリカ駐在主婦 Kayです。

アメリカはサンクスギビングが終わり、
一気にクリスマスの雰囲気に街中が
変わりました。色とりどりのデコレーションに
心が躍ります。

今日は小学校の雑用ボランティアについて、
ご紹介します。

私は小学校2年生の娘のクラスの雑用
ボランティアをしています。
具体的には、コピー、フォルダ整理の
2つのボランティアをしています。

雑用ボランティアの話に入る前に、
小学校ボランティアには
1. 学校全体のボランティア
2. 各クラスのボランティア
があることを知っていただいた方がわかりやすい
と思いますので、軽く全体像をご説明します。


1. 小学校でのボランティア全体像

小学校でのボランティアは
1. 学校全体のボランティアと
2. 各クラスのボランティア
に分かれます。

学校全体のボランティアは、
以前ご紹介したお昼休みの見守り
登下校時の交通整理等で、
大人なら誰でもできます。

各クラスのボランティアは、
先生がサポートしてほしいことをリスト化し、
保護者に募集するもので、先生・クラスによって内容は異なります。

私の娘のクラスでは、
クラスのボランティアとして、
クラス代表の保護者
クラス運営
#アートクラス
#陶器クラス
#図書の読み聞かせ
#図書館貸し出し
#教材コピー
#週間フォルダ整理
#プリント丸つけ
が募集されました。

クラス代表、クラス運営はすぐに埋まった
のですが、雑用サポートはなかなか
埋まらなかったため、
クラス運営サポートをひとつやめて、
雑用に移ることにしました。

2.雑用ボランティアの内容


雑用ボランティアは、
毎週1回する必要があります。

① コピーボランティア
こども達が使うプリントを1週間分まとめて、
コピーをするボランティアです。

学校のコピールームに、
先生達のラックがあり、
先生毎にボランティアにコピーしておいてほしいプリントの原本がおいてあります。

各プリントにポストイットで必要枚数と
コピーの仕方(青用紙に裏表でコピー等)が
書かれています。

それをひたすら、先生の依頼通りにコピー
していくのですが、1週間分となると
10ー15種類位のプリント
→合計200−250枚位のコピーとなります。

先生だけでなく、学年全体のコピー依頼も
含まれていることもあり、
その場合はひとつのプリントで150枚程度
プリントが必要になります。

大体30分〜1時間程度かかる、
地味ですが、結構大変な作業です。

② フォルダ整理ボランティア

こども達は、学校のクラスでやったプリントを
1週間分まとめて、自分の名前が書かれた
フォルダに入れて持って帰ります。

このボランティアでは、
1週間分の200枚ー300枚のプリントを
子どもごとに分けて、フォルダに入れる作業に
なります。30分〜40分位かかります。

私は①②をやっているのですが、
それ以外に、プリント丸つけボランティアもあります。

③ プリント丸つけボランティア
こども達の宿題プリントの丸つけ添削をします。こちらも、1週間分まとめてやるので、
100枚程度あり、1時間程度かかるようです。

3.雑用ボランティアの良いところと大変なところ


雑用ボランティアは、
毎週学校・クラスに来るので、
クラスのこどもたちの名前と顔が一致するように
なり、こどもたちと話しやすくなります。

そして、使っているプリント内容や添削済みの
プリント整理をしていると、
こどもたちの勉強の進捗も大体把握できるようになります。こども毎の得意科目もなんとなく
わかってきます。自分のこどもにフォローが必要
な内容も把握することができるのは良いなと
思います。

大変なのは、毎週継続する必要があることです。

短時間とはいえ、毎週のこととなると結構大変
です。

ナマケモノの私は「今日は行きたくないなあ。面倒だなあ。」と思ったこともあります。

今まで仕事をしていたときは意識したことも
なかったのですが、「ボランティア等、
無給で何かを続けていくにはモチベーションや
仕組みをしっかり整えている必要があること」を
実感しています。

ナマケモノが継続できる仕組みとして、
私は毎週木曜日に小学校のボランティアを
纏めてやるようにしています。

小学校でのランチの見守り(学校全体)
コピー(娘のクラス)
フォルダ整理(娘のクラス)
図書館貸し出し(息子のクラス)を
お昼前後に2-3時間程度かけて
まとめてやっています。

こうすると、毎週木曜日はボランティアの日
となって、ひとつひとつだと継続が難しい
雑用ボランティアも、
流れの中でこなすことができます。

雑用ボランティアをやるようになってから、
日本の小学校の先生の大変さが身に沁みます。
こどもたちに配るプリントは非常に多く、
それを作り、プリントし、実際に授業でやる、
そしてお昼の休憩時間もない・・・どうしても
長時間労働になってしまうと思います。

雑用を担当するスタッフのいる学校も
最近ではあると聞きますが、
こんな風に保護者ボランティアに協力を求めるの
も一つの方法のように思います。

今週は、小学校での雑用ボランティアについて
ご紹介しました。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

来週は「ボランティアでの大失敗談」について、お話しする予定です。

それでは、また来週金曜日に。

よい週末を。





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