【男性と女性の仕事の違い】仕事ができるというバイアスに守られてきた男性と、今まで仕事をさせてもらえなかった女性

現在我が家では男の俺がシュフをして、家で家事育児とSNS発信という2つの仕事をしている。となると当然ながら代わりに女性である奥さんが外で働く状態になる。日本の多くの一般家庭とは真逆の構成だ。
そんな中日々奥さんから仕事の話を聞く。内容は多岐にわたるが、やはり多いのは「女性」という点における仕事上の障害だ。これは男の視点では一生気付くことが出来なかったと思う。
少し前の話だが、奥さんの職場でとある改革があり、それぞれの仕事にメスが入った。その結果浮き彫りになったのが、今記事タイトルの「仕事ができるというバイアスに守られてきた男性と、今まで仕事をさせてもらえなかった女性」というものだ。
それではどういうことかを詳しく書いていくとしよう。


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もっとも多く読まれたnoteの一つ(男女バイアス)

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先週#仕事でもっともスキされたnoteの一つ(男女バイアス)


~目次~

仕事が「できる」というバイアス

仕事が「できない」というバイアス

スタート地点が違う

サボると「効率が良い」と褒められる男性、サボると「手抜きだ」と言われる女性

職場の効率化で浮き彫りになった男女の能力に差がない現実

バイアスの恩恵・弊害は想像以上に大きい


★★★★★★★★★★


仕事が「できる」というバイアス

外で働くことは、少し前までは男だけの役割だった。だから基本的に男=仕事ができるというバイアスがかかる。少しくらい仕事が出来なくても、男というだけで「できる」扱いだ。男だけの職場ではもちろんこうはならないが、女性もいると何故かこういう構図になる。
男だけなら仕事ができない人は、もちろん「できない奴」になるというのに。

仕事が「できない」というバイアス

一方女性は今まで家事育児をし、大多数の女性は仕事をしてこなかった。そのため女性というだけで、仕事が「できない」という扱いになる。男と同じ量の仕事をしても、そのバイアスのせいでイマイチだと判断されたり、もっとやれる、遅いと判断される。
これは多分奥さんの職場だけの話ではないはずだ。思い返せば俺の元職場でも同じような光景を目にしたことがあった。明らかに同等以上の仕事をしているのに、仕事で褒められるのは男のみ。女性も褒められはするが仕事と関係ない部分で褒められて、仕事のことを褒められるのは明らかに少なかったと思う。

スタート地点が違う

仕事で成果を出すと「女が出しゃばるな」と態度に出す人もいるだろう。中には面と向かって言う人もいるかもしれない。それに誰もが黙るほどの成果を出しても、やはり「女が」と言われ続ける。
要するにスタート地点が違うのだ。仕事ができないというバイアスがかかっているから、自分より仕事ができるという事実が許せないのだろう。
これは異性の多い階層に行くと必ず起きる問題だ。俺が主夫になった当初も平日の昼間にスーパーに買い物に行けば、女性から「男がこんな時間に買い物!?」みたいな目で見られたものだ。
男が本当に子どもを育てられるの?といった類のことを言われたことは、数えきれないほどある。
しかし今は転換期であり異性と対立したり拒絶するよりも、むしろ積極的に受け入れていくべきだと思う。だから両者のあまりにも違うスタート地点を、まずは同じラインにするところから始めるべきだ。

サボると「効率が良い」と褒められる男性、サボると「手抜きだ」と言われる女性

またサボりに対する周囲の評価も違うと奥さんは言う。自分の隣の男性社員がサボっていても、「必要な時にだけ力を入れる、容量の良さ」や「効率が良い」ことを褒められていたそうだ。このあたりの考え方は様々だと思うが、同じことを奥さんがやると「手抜きをしている」という評価に変わる。女性の方がはるかにまじめに仕事をして、きちんと成果物を出していてもなお、半分も仕事をしていない男性の方が評価が高いなんていうこともざらにあるのだ。

職場の効率化で浮き彫りになった男女の能力に差がない現実

そんな中奥さんの職場では徹底した効率化を図ったらしい。全社員の普段の仕事の状況を徹底的に、誰がいつ何をやっていたかまで詳細に把握されることになった。
そうすると周囲の男性社員達が、実は奥さんより全く仕事をしていなかった事実が次々に浮き彫りになったという。ちなみに業務の効率化を提案したのも女性の上司であったという。
そしてそれぞれの本当の業務量が可視化された結果、奥さんには責任ある仕事が任されるようになった。奥さんはサボっていたのでも手を抜いていたわけでもない。ただ女性であるというだけで、仕事が十分でないという間違った評価で見られ、「十分な仕事をもらえていなかった」だけだったのだ。

バイアスの恩恵・弊害は想像以上に大きい

このように最初から「男は仕事ができる・女は仕事ができない」というバイアスがかかった状態で見ているから、実際と異なる評価が下されているのである。
現実はむしろ真面目な女性の方がはるかに多くの仕事をこなしている、なんてことは多くの職場で起こっている話なのではないか。
「男はすぐサボる」と奥さんは呟いた。
俺もまた、男(主夫)であるというたったそれだけの事実で、評価に下駄をはかせてもらっている部分は確かにあるだろう……

女性が男性に混ざって仕事をするのは日本ではまだまだ難しい

今回の記事を読むとわかるが、女性が男性に混ざって仕事をするのは日本ではまだまだ難しい部分がある。だからこそ俺は1人で稼げる副業(フリーランス)を女性、特にシュフに推奨したい。下記は副業について書いたコラムだ。是非読んで欲しい。
【お金を稼ぐのは尊い行為】主夫として発信し続けたら個人で稼ぐ生き方になっていた話。【ハウツー・コラムまとめ】
【残業と副業】残業して今月の給料〇〇万という感覚がわからない。その時間で副業した方が先々でかなりの差が出ることに皆気付くべき。

またシュフに副業(フリーランス)を推奨する理由は下記コラムにまとめたので、そちらも併せて読んで欲しい。
【複数の収入源の必要性】働く側の収入一本に頼る構図はもう時代に合わない

今回の記事のような理由で女性が活躍できないなら、男性のいない・関わらない場所で活躍すれば良い話である。そして今はそれが十分可能な時代。是非参考にして欲しい。



河内瞬

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