次の企画展示に向けて色々と準備を進めるなか、自分の過去の活動についても少し振り返ったりしていた。
ちょうど一年くらい前に【『ODD ZINE』の今後(2021年以降)のこと】と題した文章を書いたのを改めて思い出し、こういったイメージや構想を一年に一度くらいは書き残しておくのも良いのではないかと思った。
この上記の文章を書いたのは2021年5月で、この時期以降の活動を箇条書きにしてまとめると下記になる。
2021年5月の時点で、同年9月の本屋 Title(荻窪)で開催した<作家たちの古本屋>という企画展示が決まっていたため、それを視野に入れつつ、【『ODD ZINE』の今後(2021年以降)のこと】としたのだった。それ以外の企画展示に関しては、活動しながら考えたり、活動の中で新たに出会った人たちとの関係性から派生したものも多くあった。
実感としては、自分でコントロールしている部分が7割で、想定外のことが3割。その後者の3割によって、自分のイメージに変化が生じるため、どう対応しようかと思考することで、未来が決まってくる感じがある。
この想定外の出来事とは、そもそもポジティブなものか、もしくは、工夫次第でポジティブなものに転化できるものがほとんどだ。
『ODD ZINE』第8号と第9号の企画は現在すでに決まっていて、あとは慎重に準備を進めるだけだ。企画展示も2022年8月に開催予定があり、そちらのイメージも徐々に固まりつつある。そうなると次は第10号ということになるが、何をするにしても、たぶん2023年以降になるとは思う。
企画としてやってみたいのは、<サーキット型の本屋フェス>だ。いくつかの本屋さんと作家の方たちに協力していただき、たとえば中央線沿いの本屋さん10店舗の土日とかに作家がそれぞれ在店することで、お客さんに一日で複数の店舗を回ってもらえるのではないか。
本屋さんの出店型のイベントはたくさん行われているし、盛況の場合も多いようだが、どうしても名刺代わりの活動にとどまるだろうし、やはり実店舗に足を運んでいただくのが一番良いのではないかと、勝手ながら思う。
各作家のサインをスタンプラリー形式で集めることでなにかプレゼントがあるとか、各作家と交流できるとか、そういったアイデアをいろいろと持ち寄れば、本屋さんにもお客さんにも作家にもそれぞれ得るものがある状態を作り出せるはずだ。
ただ、今までの企画展示の規模と比べてもかなり大掛かりなため、さらなる作業や工夫が絶対に必要にはなるだろう。
構想を話してしまうと誰かに先んじられることもあるとは訊くし、SNSをほぼ告知やアーカイブとしてしか僕は使用していないので、わざわざここに書いてしまう理由もないかもしれないが、【『ODD ZINE』の今後(2022年以降)のこと】と題した文章を記す以上は、これくらいのことは公表しても良いのではないかと思った次第である。
自ら付けたZINEのキャッチコピー「新しい思考の角度を模索し合う奇妙なコミュニケーション」とは何なのかを自問自答しながら、今後も動き続けていきたい。