ハレノヒプロジェクトがグッドデザイン賞を受賞! - Vol.1 ともに「キッカケ」となる三島の魅力を紡ぐ プロジェクトパートナーからコメントをいただきました -
こんにちは!加和太建設 広報担当の村上です。
私たち加和太建設が2018年初頭からまちの魅力を再発見し、まちとの関わりの「キッカケ」づくりを目的に取り組んできた「ハレノヒプロジェクト」。2021年10月、グッドデザイン賞を受賞しました!(地域の取り組み・活動カテゴリー)
地域に住んでいるひと自身が、まちの魅力に触れ、再発見する。
そしてまちを改めて好きになり「ここで何かをしたい」と思えることが、まちの未来につながる。
そんなひとが増えたら、そしてさらにまちが元気になったら…という思いから、デザインの力を生かし、マガジン、シェアサイクル、マルシェという3つの機会・方法で三島に触れ、好きになる、そんな仕掛けをしてきました。
このプロジェクトは、私たち加和太建設だけでなく、一緒に取り組むプロジェクトチームでたくさんの議論を重ねてつくりあげてきたものです。
そこで今回はハレノヒに関わってくださっている皆様から、グッドデザイン賞を受けての喜びの声、そしてハレノヒプロジェクトへの思いを語っていただきました!※2回にわたりお届けします! ※
ハレノヒのクリエイティブを支える 株式会社MIRACLE 代表 クリエイティブディレクター 中岡美奈子様
(左:弊社社長 河田亮一 / 右:中岡美奈子様)
まずは、クリエイティブディレクターの中岡さんからのコメントです。
「つくっているのは、元気です」という私たち加和太建設のコーポレートスローガンをともにつくり、まちの人自身も「まちの未来を考えるひとに」という弊社社長 河田の思いに共感しハレノヒの立ち上げからともに取り組んでくださっている、中岡さん。私たちの取り組みのにデザインで活力を吹き込んでくださった立場より今回の受賞を語っていただきました。
この度、ご一緒に受賞の機会をあたえてくださった、加和太建設の河田社長、皆様に御礼申し上げます。ハレノヒは、加和太建設のみなさんが、長くにわたって、日々丁寧に、地元の方と寄り添ってモノづくりしてきた会社だからこそ、地元の人や場の熱い応援があり、実現することができている活動です。
今回の応募への対応は、私にとって、ハレノヒを俯瞰で見直す大切な機会ともなりました。実績などの、賞に必要な厳しく端的ないくつもの協会からの質問に対して、ディレクターとしての自分に問いながらの原稿を書いておりました。
まちへの影響への実感は、もっともっと必要だと感じています。
この賞がはじまりです。
サイクルは、環境にとって大切な役割です。自分のまちから環境意識変えていく啓蒙活動と連動することで、意識高いこれからの若者たちが増え、車に変わる移動手段として利用する可能性が十分あると思います。加和太建設の事業部の方のアイデアと努力で、日常使いの方が、徐々に増えていますので、ハノヒサイクルの黄色いキュートな自転車が、まちの彩りの中心となる日の実現のために、細かなデザイン視点で応援していきたいと思います。
マルシェはコロナ禍で中止をしていましたが、”集まり”という貴重な時間をどう活かすか、地元の熱意の発掘の場としてどういう内容がよいか、あたらたな計画でリベンジしていきたいと考えます。
マガジンは、多くの場所にすでに設置協力をしてもらっていますので、今後はより多くの人に、冊子をまちの店に寄って読むことを“習慣”にしてもらうことです。グッズなどの連携もそうですが、考え方と合わせて冊子自体の存在を知ってもらう工夫を強化していきます。
今後ですが、私としては、既存の活動を活かしながら、視覚的面、音や手触りのリアルな魅力を、デザインによって身近に伝えるあたらしい手段も探してみたいと思います。それが、加和太建設全体、各事業の賑わいをもたらすコミュニケーションなるよう、意識もしていきます。
そして、みなさんのハレノヒが、海外の地域づくりまで影響力のあるプロジェクトまで発展することが目標です。
クリエイティブをつくるにあたって、マガジンの編集のエルスリーのみなさん、そして、弊社チームのグラフィックメンバー、あらためて感謝の気持ちを伝えたいと思います。そして、これからのはじまりを、どうぞよろしくお願いします。
◆ 株式会社 MIRACLE ウェブサイト
https://miracle-design.jp/
ハレノヒマガジンで地域の魅力を伝える編集長 エルスリー株式会社 代表取締役 ジェームズ・モロイ様
続いて、ハレノヒの活動をスタート以来、マガジンの編集長としてともにこの地の魅力をつたえてきたモロイさん。
「まちを感じる視点」を紡ぎ、マガジンを通じて発信してきたその背景にある思いやこれまでのことを語っていただきました。
この度は、2021年度グッドデザイン賞の受賞おめでとうございます。
カナダのニューファンドランド州で育った少年の私は、この美しいまちを好きになり、旅することになるとは想像もしていませんでした。
1995年の春、三嶋大社をはじめて訪れたときのことを思い出します。風にそよぐしだれ桜を見て、ここが私の家になると直感しました。
最初の数日間は、息を呑むような新しい体験の連続でした。私を導いてくれたのは、このまちの空気や人々の笑顔の中にある温かさでした。そして何よりも思い出すのは、このまちがこのまちらしい雰囲気を纏っているのはどうしてなのか、という圧倒的な好奇心です。まちの人たちに聞いてみると、必ずと言っていいほど、このまちの文化や歴史、魅力を一生懸命伝えようとしてくれる人々の温かさと寛容さがありました。
それから四半世紀が経ち、河田社長から電話で、新しいまちづくりのプロジェクトの構想を初めて耳にしました。それは、地域の人をはじめ、全国、そして世界の人たちと、このまちの魅力を共有し、一緒に三島を盛り上げていこうというものでした。ハレノヒマガジン」を皮切りに、「ハレノヒサイクル」「ハレノヒマルシェ」「ハレノヒグッズ」と続く「ハレノヒプロジェクト」のはじまりでした。
「ハレノヒマガジン」編集長のお話をいただいたときには、とても嬉しかったです。制作に携わると、まったく新しい角度からこのまちを見ることができ、多くの魅力的な人々や物事と出会うことができます。このような経験は他ではできないものであり、この経験を可能にしてくれた全てに感謝しています。
改めて、加和太建設とMIRACLEの皆さん、栄えある「2021年度グッドデザイン賞」の受賞おめでとうございます。アイデア、方向性、そして真剣に向き合う姿は、私たち編集・デザインチームにインスピレーションを与えてくれました。
ハレノヒマガジンが4年目を迎えるにあたり、私たち、編集・デザインチームはこれからどんな新しい発見が待っているのかワクワクしています。それを皆さんと共有するのが待ちきれません。
そして、さらにたくさんの方達にハレノヒのファンになっていただくために、これからも皆様の応援をお願いします!
◆ エルスリー株式会社 ウェブサイト
https://www.l3japan.com/
「誰かと取り組む」から生み出すことができた、まちの新たな「キッカケ」
いつもともに、ハレノヒをつくりあげている心強いお二方からのメッセージに、私たちもとても胸が熱くなりました。
多様な立場と視点から、三島の魅力を再発見し、伝える・カタチにする。
そのプロセスで思いを共有し、たくさんの魅力の語り手が増えていく。
私たちだけの取り組みでは生み出すことができなかった、新たなまちのなかの関係性や新しい一歩を、お二人をはじめとするパートナーの皆さんとの協業でつくることができました。たくさんの「キッカケ」をこれからも一緒につくって行けたら嬉しいです。
第二弾の記事では、ハレノヒプロジェクトに関わる加和太建設の社員からのコメントを紹介します!
▼ ぜひ、こちらもご覧ください
ハレノヒプロジェクト グッドデザイン賞受賞 特設ページ
https://www.mishima-harenohi.jp/good-design-award-2021.html