見出し画像

はじめまして。女将「ゆき」です。

教育ママ専門の癒し処~かわしま庵~

ここは毎日子育てに奮闘している
教育ママさん方が集うところ。

子どもの前ではずっと肩に力を入れている
教育ママさん方が
ふっと肩の力を抜くところです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

女将「ゆき」は教育ママ

申し遅れました。
私は女将の「ゆき」です。

何を隠そう私、
生まれも育ちも教育ママです。

今日は私、女将・ゆきについて
少しお話しさせていただきます。

お付き合いいただけますでしょうか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

教育ママのもとに産まれて…

関東の片田舎
決して裕福ではない家庭で私は生まれました。
父は会社員、母は専業主婦
母方の祖父母と同居しておりました。

母は全身全霊をかけて、私を育ててくれました。
オシャレや趣味を一切せず
全てのお金を教育費に
全ての時間を子どもの世話にあてる人でした。

小学生の頃から、放課後は
友達と遊ぶことは許されず
毎日塾に通って勉強をしていました。
母は私につきっきりで勉強を教えてくれました。

そのかいあって
有名大学の附属高校に合格することができました。
そのまま内部進学で大学に進み、
誰もが知る有名企業に就職しました。

努力して、努力して手に入れた
一流と言われる経歴です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

自分も教育ママに…

そんな勉強ばかりしていた私も
年頃になり、恋をして、結婚しました。

そして娘を授かり、母となりました。

もちろん、ただの母ではありません。
母をしのぐ「教育ママ」になったのです。

0歳から幼児教室に通わせ
育児本を読み漁り

「私はこの子ためになること
 ちゃんとやってあげれてる?」

そんな自問自答を常に繰り返していました。

24時間、ぴーんと心の糸を張り詰めて
子育てをしていました。

私を突き動かしていたのは
「娘に私のような苦労はさせたくない…」
という強い強い執念でした。

娘の顔を見ていると
いつも頭の中によぎるのは
辛かった高校入学当初の記憶。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

同級生との差に愕然…

私は関東の片田舎で育ち
勉強だけして、なんとか
有名大学の附属高校に合格しました。

オシャレも分からない。
勉強以外これといった趣味も特技ない。
男の子と話す話術もない。

そんな絵に描いたような真面目ちゃんだったのです。

しかし
周囲の同級生たちは違いました。

入学した時点で
オシャレで可愛くて
スポーツや音楽ができて
男の子とも普通に話せた。

そして持ち物や住んでいるエリアからして
明らかにお金持ちでした。

勉強だけしてやっとの思いで合格した私
はたや
オシャレや趣味を楽しみながら合格した同級生

この差は何?

くやしくて、くやしくて仕方がなかったんです。

全てを犠牲にして
やっとの想いで合格した高校
でも軽々と合格した人が周りにはたくさんいる。

なぜ?なぜ?
と自問自答し続けました。

そして私の出した結論は
「幼い頃からの家庭環境と教育環境の差」
というものでした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「普通」の環境 「上流」の環境

自問自答を繰り返し
同級生を観察する中で出た
私の結論はこうです。

私が育ったのは関東の片田舎

幼児から通える塾は公文・学研
小学校も中学校もみんな公立
同級生の勉強に対する意識も高いとは言えません。

それが当たり前の世界でした。

でも都会には0歳から通える幼児教室が山ほどあり
小学校受験・中学校受験が当たり前
同級生の勉強に対する意識も高いです。

つまり、私と私の高校の同級生では
「育った環境が違う」のです。

人間も植物と一緒。
良い環境で育てれば、さほど手入れをしなくても
綺麗な花が咲きます。

しかし、日当たりが悪く、土がやせ細った環境で育てば
一生懸命手入れをしたとしても
そこそこの花しか咲きません。

そう。私は確かに頑張った。母も一生懸命だった。
でも残念なことに育った環境が「普通」だったんです。
「上流」で育った同級生とは生きる世界が違ったのです。

こんな惨めな想い、二度としたくない。
なんとしてでも這い上がってみせる。
「上流」と言われる暮らしを手に入れてみせる。

いつしかそれが私の人生の目標となっていました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

我が子は「上流」で育てる

だから
娘の顔を見るたびに思うのです。

「この子にはわたしのような
惨めな思いは絶対にさせない。」と。

「この子を明るくて、可愛くて、
趣味も勉強もできる子に育ててみせる。」と。

その想いは娘が大きくなればなるほど
怨念のように大きくなっていきました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ある日突然、倒れる

そしてある日、私は
いきなり過呼吸になって倒れました。

息を吸うことができない。胸が苦しい。

心臓の鼓動がマラソン後のように早くなりました。
涙が止まらなくなりました。

それ以来、

娘の顔を見ることが怖くて仕方がない。
娘に何か言われると、自分が責められている
気持ちになりパニックになる。

幼稚園の先生に怖くて会えない。
会ったら、娘の欠点を指摘されるんじゃないか。
その欠点は私のせいなのではないか。

と考えるようになり、ベットから出られなくなりました。

内科を受診し、精密検査をしても異常は見つからず
心療内科を受診したところ、適応障害と診断されました。

家はぐちゃぐちゃ。
新卒から勤めていた大企業も退職しました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どん底から見えたもの そして「かわしま庵」開業へ


慌ただしく、根詰めていた毎日が嘘のよう。
日中、家で一人で過ごすようになりました。

時間だけはあるので
自分自身と否応がなく向き合いました。

そして、幼児教育や心理学を学んでいくうちに
ある日、ふっと気付いたのです。

自分を苦しめていたのは、

「この子にはわたしのような
惨めな思いは絶対にさせない。」

という自分自身の想いであったことに。

自分のため、子どものため
と思ってやっていたことが実は
自分も子どもを苦しめていたことに。

それ以来、私は幼児教育や心理学を学びながら
自分との対話をしながら、子育てをしています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これがありのままの「女将ゆき」です。
決して褒められたような思考の持ち主ではありません。

優れた人間性があるわけでもありません。
欲にまみれた人間です。(笑)

ただ、これまで、欲にまみれた人生を送る中で
気付いたことがあります。

それをみなさんに等身大で還元していきたい
と想い
教育ママ専門の癒し処~かわしま庵~
をオープンさせていただきました。

誰しも、人を羨み、嫉妬します。
自分が果たせなかった夢を子どもに託そうとします。

人を羨み、嫉妬するからこそ
人は成長することができます。

自分が果たせなかった夢を子どもに託そうとするから
人類はどんどん発展していきます。

それは決して悪いことではありません。

ただ、その想いが強すぎると
心がぎゅーっと締め付けられて苦しくなりますよね。

わかります、その気持ち。
私もそうですから。

かわしま庵には、あなたと同じ教育ママである女将ゆきがいます。
だから、ちょっと休憩していきませんか。

かわしま庵を出る時、あなたの心は少し軽くなっているはずです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?