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出挙から金融業

【「土地と財産」で読み解く日本史】著者.大村大次郎を読み始めました。
歴史を考察するときにいろいろな観点からアプローチできるわけですが、今回は土地と財産です。

興味深い内容が多くて読んでいて楽しいです。まだ読了していないので、途中までで気になった、なぜと感じた部分を抽出していきます。

p94~
【事実】
中世の寺社はその多くが高利貸し、つまり金融業を行っていたようです。
その由来は平安時代に出挙として、種もみを農民を貸し出して、秋の収穫に利息を付けて回収していたことです。
最初こそ貧民対策として行っていたことが、次第に利息収入重視の金融業に変化していったということです。

【Why・抽象化】
なぜ寺社が資金を集める必要があったのか?→人間の特性か?
権威や権勢があるとそのパワーで資金集めができるのか?
ローマカトリック教会も金融業を行っていたはずだが、何か共通点はあるか?

【転用・仮説】
組織の不正は経済性が絡むことが多いかもしれない
罪や罰、天罰という概念が資金集めをしやすくしているかもしれない



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