「失敗談」 - 外山滋比古著
失敗談。成功談(自慢話?)よりも人生の学びが多いと言われます。
たしかに、成功した話を延々と聞かされると誰だってしんどくなってきます。
人生は失敗の連続、でも失敗から学べることの方が圧倒的に多いですよね。それに、どちらかというと「失敗談」のほうが人間味があって親近感を感じます。
さて、何年か前に外山滋比古先生(故人)のサイン会に行ったことがあります。
すでに89歳になられていたと思いますが、晩年の新刊発売記念としてのサイン会でした。
その新刊が「失敗談」というものでした。先生の子どもの頃からの失敗談がたくさん書かれています。
これまでは人生を上手に生きるには?などの自己啓発本が多かったのですが、この本では失敗の思い出話。晩年になって「失敗談」も伝えたいというお気持ちだったのかなと思います。
2020年の夏にお亡くなりになって2年が経ちました。ふと、この本を手に取って読み返し、私の心の師である外山先生のことを思い出しました。
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