【小さな気づきの大切さ】将来後悔しないために
就職・転職や結婚など人生の大きな節目で「そう言えば・・・だった」と後悔することがあります。
たとえば、面接で会った人が「少し高圧的な言い方をする人だな・・」と感じたとします。
でも自分としては「何としてもこの会社に入りたい」という気持ちが強くなっていると・・・その一瞬の印象を打ち消してしまいがちです。
そのまま面接をパスして入社した後で、パワハラ的な雰囲気が強い会社だと知って後悔するということがあります。
結婚についても同じです。
たとえば、結婚前に相手の家に遊びに行ったとします。
その際に、トイレを借りて一瞬衛生観念の違いを感じることがあります。
あるいは、相手の親に挨拶に行った際に親の態度や言動について違和感を感じることがあるでしょう。
その時は結婚という大きな幸せに向かっているために、小さな気づきを打ち消してしまいがちです。
でも、実際に結婚したら「あの時、そう言えば・・・だった」と後悔して、夫婦仲が悪くなるケースもあります。
普段の仕事でも同じことが言えます。
私の経験でも、ある大手企業を開拓している時に、それまで頻繁にやりとりがあったのに、ある時から相手の反応が悪くなったことがありました。
こんな時は、ライバル社も同じようにその法人に営業をかけていることが多く、結局相手は他社の提案になびいてしまいました。
「そう言えばこの前ミーティングをした時に、ライバル社の資料がちらっと見えたな・・」と振り返っても、時すでに遅しとなったパターンです。
相手と頻繁にやりとりをしていると契約に向かって進んでいるものと思い込んで、つい気分が高揚しがちです。
こんな時は、前のめりにならずに、相手のちょっとした変化に気づいてさらに営業に力を注ぐ必要があります。
人間は何か嬉しい出来事が目の前に控えていると、ネガティブなことに一瞬気づいてもそれを打ち消してしまうのだと思います。
後で失敗したと後悔しないためにも、大きなことに取り組んでいる時の小さな気づきを大切にしたいですね。
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