モブデザインをやってみた感想。

社内でモブデザインにチャレンジしました。

今回の課題の概要…モブプロ、モブデザイン。デザインとプログラミングをグループワークで行う。複数のメンバーと知見を共有しながら作業を進めていく。

そもそもモブプロとは…?

“モブプロとは、複数人でコミュニケーションを取りながら実装を進め、知識をチーム全体で共有しながらモブ(開発の議論や実装を考える人)とタイピスト(モブの指示でコードを書く人)に分かれて行う開発手法です。”
Yahoo! JAPAN Tech Blogより引用

今回はモブプロも実施されたのだが自身の担当領域がデザイン部分(モブデザイン)だったのでプログラム部分(モブプロ)はデザインフェーズ完了後にチーム内のプログラマーが担当。

モブデザインとは?

モブデザインとは、多職種のプロジェクトメンバーを一堂に集め、その場でデザインをFIXさせる手法です。もちろん、さまざまな要因によりその場でFIXしない場合もありますが、モブデザインの場では、各自がこの場でデザインを完成させるという意識が重要になってきます。参加者それぞれが責任を持った発言をし、その場で集中してデザインを完成させていくのです。Yahoo! JAPAN Tech Blogより引用

TODOアプリを作成する事になった

チーム内でTODOアプリのプロトタイプを作成した人がいたので、まずはそれを題材にアプリを作ってみよう、モブデザイン、モブプログラミングしてみようという事に。

いざモブデザインを開始〜完成まで

基本的にチームでデザイン作業する時はfigmaで。
同時にログイン出来て全員で作業できるので大変便利なツール。

・チームメンバー… ディレクター2名、デザイナー1名、コーダー2名
・進め方… 基本的にウォーターフォール開発で進行した。

ウォーターフォール型開発とは

ウォーターフォール型開発とは、開発現場でよく用いられる手法で、開発手順を1つずつ確認しながら工程を進めていく手法のことです。
backlogブログより引用

活発に意見交換をしながらモブデザインは進行

「どんな機能があると便利か」
「ボタンはどんな見た目、配置にするか」
「ここは何色がいいか」
「文字入力の文字数制限は?」
「フォントは何を使用するか」
「行間は?」
「参考アプリはあるか?どんなアプリなら使ってみたいか?」

などなど…とにかく全員で意見を出し合いながら手を動かし、社内関係者にクライアント役を頼んで(都度プレゼンを行いフィードバックを受けた) 修正→確認を繰り返してデザインが完成した。

モブデザインの振り返り

約3ヶ月間の間、TODOアプリの「企画→計画→設計→実装→テスト」を行ってみての感想

クライアント目線での意見を取り入れた事について。

例えばフォントサイズについては何故そのフォントサイズなのかクライアントに説明できなければならない。そこで行ったのは実績調査。取引のある企業のスマホサイトで使用されているデフォルトのフォントサイズ(正確には行間も)を複数調査して資料にまとめ、その資料をプレゼンの際の説得材料に。私自身は今までに業務でアプリのデザインに携わった経験はあったのだが実際にここまで細かくクライアント目線での制作を行なった経験がなかったのもありこれらの調査でよりデザインの根拠について深掘りし考える事ができたので貴重な経験となった。

デメリット

沢山の意見があり過ぎて正解が見つからず、逆に時間がかかる。最後は多数決で決める事になったりする事もあった。大人数で作成するので仕方ないとも言えるが。。

メリット

・他業種と一緒にデザインを作成することにより業務能率が上がった。(ディレクター、デザイナー、コーダー)
それぞれの目線から最適なのはどれかその場で聞く事ができるので良かった。例:UIの部分はどんなものが実装可能なのかコーダーに聞きながら作り進められた。
・自分だけだと気づかない点が沢山あるので色んな人の意見を聞いてミスを早い段階で修復できたりするのも良い。

モブデザインをする事によって視点が広がった

基本的にデザインは一人で黙々と進める事が多いので視野が狭くなりやすいのだが、チームで作業すると色んな人の考えが取り入れられるので結果自分の中のデザインの知識が広がったのでそれを今後の業務に活かしていきたい。

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