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好きなことや人との関わり~5月の振り返り~

 多くは例年通りの気候なのだけど、時々急に夏かと思うほど暑くなる。
 気温の変動が日によって激しすぎるからなのか、それが例年とちがうからか、ここ一年の間に、それまで身近に見なかった野鳥を次々見ている。

 ヒレンジャクを見たと以前の投稿記事に書いたけど、家の近くではカササギやシメを見た。
 5月になってよく歩く場所にオナガの群れがいつくようになった。こちらの方も初めて実物を見てビックリした!

絵を描き慣れていないどころか、
字もタブレットの上で書き慣れておらず
読みづらくてすみません。

 4月の終わりに書いた、中学生の頃の友達について。
 間もなく連絡が来て順調にやり取りを交わしている。

 久しぶりに連絡を取りあっても、うまくいかなかった友人だっていて、「久しぶり! 懐かしいね!」だけでうまくいくわけじゃないんだよな。きっとタイミングだけじゃない相性がある。以前に何故うまくいかなくなったのかは、今の方がよりあからさまにわかる気がする。

 やり取りできている彼女に関しては、そのストイックなところも、素直でまっすぐなところも変わっていなかった。自分に厳しくて自分を苦しめることは悩みのタネとなっているみたいだけど。ほとんど40年ぶりに言葉を交わしているとは思えない距離感で話がはずむ。
 中学生の頃の思い出話。今の話。そしてその間の話を、お互い少しずつ埋めていくように伝え合っている。中学時代の一年間の濃密さを思う。あの頃に築いた信頼関係は簡単に取り戻せた。私の方だけでなく、彼女も罪悪感をおぼえて遠慮していたとわかった。お互いに思いを残しつつ離れていったなんて、恋みたい。
 そしてそんな風にお互いに説明して謝る機会があるなんて、奇跡なんじゃないかと思う。
 しかも小中学生の頃の私の母が、彼女のわりと近い親戚からヴァイオリンを習っていたとわかったのも驚きだった。
 縁があるんだね。

 彼女と連絡が取れ始めた頃は胸が熱くなって耳の奥がキンとくるような気持ちのたかぶりがあった。
 やり取りする度に少しずつそれはやわらぎ、日常となりつつある。
 とっても不思議で大切な体験をしている気がする。

 息子については相変わらず心配だし、親としての自分たちの対応を改めて考えさせられる。
 息子の発達的に抱える問題について、「特性だ」と頭では理解しているはずなのに、どうしても自分を責めてしまう。

 でもそれすら親のエゴだという気がしてくる。

 息子と話していて、何か少しでも息子の気持ちが軽くなるようにと思う提案も、うっとうしいアドバイスと映るようだ。
 僕は簡単に特性を変えられないから。お父さんやお母さんはそれで自分自身の気の持ち方を変えられるのだろうけど、僕はそうじゃないから。その助言でどうにか改善したいのだろうけど、僕は休息を欲しているしそれが自分でわかっているのだから。

 言葉や表情の奥で、そう言われている気がする。

 それは、「私のHSP(highly sensitive person)は、ああすればこうすればと言われてもそれで変わるようなものじゃないんだから」「今の私をこれ以上、否定しないで」と私が母に訴えている気持ちと似たようなものなのかもしれない。

 その人の持つ気質は、いくらそれが生きづらいからって、誰かの「ああしたら」「こうしたら」で変わるものなんかじゃないよね。
 HSPについて親にどう対応してほしいかと考えたら、そうしか生きられない自分を認めてほしい。
 そこからようやく自分の良い部分を磨いていける気がするもので。むしろ「良い部分だから伸ばす」とかそんなことじゃなく、そうしかできないし。自分で受け入れていくのと同時進行で親に受け入れてもらえると、また少しラクになる。

 私は息子をどうにかできると、どこかで思っているのではないだろうかと自分に問いかけている。

 そんなつもりはないと思っていたけど、息子を形作っていくのは自分だとどこかで考えているのではないだろうか。軽々しくアドバイスしてそのように変化すれば良いとどこかで思っているのではないだろうか。
 そんなの子供の側にとったら押しつけがましいだけだよな。

 最近会って話した友人たちも、40年ぶりの友人も、20歳前後の子供を抱えながら言う。
 「難しいね本当に」。

 責任はまだあるのだろうし、これまでだって確かに接し方で変わってきた部分はあるだろうから。そして足りなかった部分だってあるだろうから。

 「心配しているんだろうけど」と子供に言われはするけど、それは親にならないと残念ながらわからない感情だよ。
 だけどこればっかりは仕方がないよね。親子で感じる心の経験なんて、永遠に追いつけないもの。
 それを押し付けてはいけないし、くどくど言って聞かせたくない。
 負担にならないように。押し付けないように。受けいれられるように。
 頑張ってみる。
 お父さんとお母さんの思う幸せとちがうところに息子には息子の考えがある。できるだけ子供の言葉に耳を傾けたい。

 油断すると頭の中が心配でいっぱいになるから、できるだけ自分のことに没頭し、夫との休日を楽しむように心がけている。
 仕事も昨年度より少し増えているのは私にとって気がまぎれているのかもしれない。
 休んでいたピアノを復活させて、お菓子作りも時々楽しむ。

 映画は、夫が「マッドマックス:フュリオサ」をとても楽しみにしているため、私の方はまだ観ていなかった「マッドマックス 怒りのデスロード」を予習してみた。映像的にはあまり得意じゃないジャンルで、直視できないシーンが多かったけど、世界観以上にメッセージが伝わってきて強く心に残った。これは「マッドマックス:フュリオサ」を観た後で少し書けたらと思っている。

 夫や両親だけでなく、こちらの友人たち、学生時代からずっと親しくしている友達、40年ぶりに復活した友達、日本語を教えている人、そしてnoteの方々との交流に、日々心を刺激され、それで心を支えられている5月。
 4月からずっとこんなだ。これからもこうやって私は周りの人たちのありがたさを感じながら生きていくんだろうな。


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