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意外とスマホに心を預けていた

 スマホってこんなに高かったっけ。
 充電しても10分くらいで0%になってしまうので、買い替えた。
 ほんの少し前にセールしていたタイミングで買えば良かった!!
 悔やまれるのは、「ほんの少し前に」なんか調子悪いなと気づいていたから。
 画面の切りかわりなど、何かと動きが急にスムーズではなくなった。夫に言ったら「今セールだよ。買いかえちゃいなよ」と誘惑してくる。
 でもまだ使えるしもったいない気がしちゃって。

 いや。もったいなくなかった。
 1ヵ月経たないうちに、みるみる充電の減りがはやくなっていった。さっさと買っておいた方が節約はできた。

 ああ高いなあ。
 と思って購入したのに。

 2~3か月経ったこの前、画面が開かなくなった。

 ロックが解除されない。「ちがいますよー」って言われちゃう。
 ええーなんでと思ったら急に「ハイ、もう壊れました」みたいな画面になった。

 慌てて連絡し、係の人と話すも、どうやら修理の段階でもなさそう。
 初期不良らしい。それがわかるまでもずいぶん手を尽くして疲れた。

 えーん。

 もちろん無償で交換してもらった。

 で、今回スマホがなくて自分がどんな使い方をしていたか、改めてわかった。

 私は時々急にスマホゲームにハマってしまうけど、だいたい目が痛くなってやめる。なので、じっと見続けなくて良い「ピクミンブルーム」だけを楽しみ続けている。

 最初は夫が楽しんでいて。散歩がてら歩数かせげるし、ピクミンが可愛いよと画面をくり返し見せてきて。

 私も散歩してピクミンを育てている。
 キノコを倒すと、花のエキスをもらえる。
 花のエキスをもらえるとピクミンにそのエキスを与えて、ピクミンが育つ。
 ピクミンを育てる時に花びらが発生するので、その花びらをためては歩きがてら花びらをまく。花びらをまいていると、要所要所にある大きな花(ビッグフラワー)が咲く。
 ビッグフラワーからもエキスをもらえる。

 自分が歩く場所や道に対応していて楽しい。ピクミンも可愛いし、花も可愛い。何より少し余分に歩こうって気になる。
 2年ほど続けている。

 ピクミンに関して言えば、Wiiで1,2を夫と息子が遊んでいた。2人とも上手なので、自分が遊ばなくても画面を見ているだけで楽しい。
 ところが3を息子が楽しんでいる時に「私ならこうするのにな」が出てきてしまった。

 そこからピクミン3を4年以上遊んだ。何周もし、ミニゲームはプラチナメダルを極め、いかに効率よく時間を短くするかに心をくだいた。もちろんニンテンドースィッチでピクミン3が出た時もおおいに楽しんだ。

 今年発売されたピクミン4も遊びたいけれど、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ キングダム」も終わっていないので少し我慢している。一つ一つをじっくり遊びたいのだ。


 話がそれちゃった。 

 スマホを使えない間、一番気になったのがピクミンブルームだったから。
 歩数もカウントされないし。夫や知らない誰かとキノコを倒せない。外出先でフルーツや花のエキスをためられない。

 ピクミンの可愛さも欲してしまい、夫の育てているピクミンや咲かせた花を見せてもらう。「可愛い~」とか眺めて楽しむ。それで少し気持ちをもたせた。

 ほかにスマホで何をしているかって、そんなに使っていないから。

 ただ意外と不自由だなと困ったのが、調べもの。ちょっとしたことをすぐにスマホに頼っていたとも気づいた。

 以前はレストランで同じテーブルに座っているのに、みんなスマホ触って気持ち悪いと思った光景に自分がなじんでいたとも気づく。夫がスマホをいじっている間、私はぼんやりする。

 アプリはそんなに使わないので困らない。そんなに買い物もしないからどこかで使う会員証にポイントもたまらない。まだ財布代わりにもしていなくて。

 noteもメールも9割パソコンだし。ただ読むのはスマホのこともあったから外出した時に気になった。

 そうだな。外出した時が不安だった。昔はスマホなしでも平気だったのにな。今だって何かあった時に誰かと連絡できる、とお守り程度に思っていただけのつもりが、持っている心強さたるや。

 スマホ漬けは良いと思わないけど、あまりに生活に浸透していたのだなと思う。

 3日目くらいから早く来ないかなあと切望するようになってしまう。
 結局5日目にようやく手元に届いた。

 そこから今度は各アプリのログインまで面倒だった。
 昔よりは簡単に移行できるようになったとは言え、壊れてしまったので、初期化したものもある。何より写真が消えたのがショック。
 noteに載せようかなと思っていたものは、パソコンに取り込んでいたけど、日常の何気ない夫や息子の写真がない!

 もうしょうがないけどさあ。慌てて秋の風景を撮ったり、息子とリモートしている時の写真を撮ったりしている。

 スマホがなくても大丈夫と思っていたけど、どっぷりスマホ生活なのだと気づいた5日間だった。


読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。